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ドイツ蓄電池メーカーが日本進出? 車載用電池で養ったノウハウ活かす

ドイツのバッテリーメーカーが日本進出の兆しを見せている。既に欧州を中心に多くの国で事業を展開しているが、日本の蓄電システム市場にはどのようなポテンシャルを見出しているのだろう。

車載用電池で培ったノウハウで
高性能な蓄電システムを提供

ソーラーワットは、ドイツ・ドレスデンに本社を構え、今年で設立25周年を数えます。ソーラーパネルやエネルギー管理システム、さらには蓄電システムなどをトータルパッケージで取り扱っています。ドイツ国内で開発から製造までトータルで行っているというのが、当社の強みですね。

バッテリーに関しては、業界そのものの歴史がまだ浅いこともあり、世界で現在10〜15社ほどで、その中でも当社は技術・質・安全面においてトップクラスだと自負しています。実は当社の蓄電システムの開発エンジニアは、以前F1レースの車載用電池を開発していました。電池の重要なスペックのひとつに、スピードがあります。例えば、家庭のヘアドライヤーや洗濯機へとスムーズに電気を供給するために、電池はどういう働きをすべきか。こうした部分において、車載用電池で培ったノウハウを生かしています。

日本市場に関しては、規制などについて調査中で、現在はまだ初期段階。ただし当社は、ヨーロッパを中心に多くの国へ子会社や支店を設立し、ビジネスを拡大してきました。日本の蓄電システム市場は、既に4万台のニーズがあり、この先もさらに伸びると見込んでいます。当社には、そうした日本市場の需要に応えるだけのノウハウと自信があります。

プロフィール

ソーラーワット Vice President Sales

カルステン・パットベルグ氏


SOLAR JOURNAL vol.26(2018年夏号)より転載

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