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2年目も発電量が大幅UP!ストリングオプティマイザで発電所がこんなに変わった!

リパワリングで脚光を浴びるAmptのストリングオプティマイザ。この製品を日本でいち早く導入した株式会社日出電機の代表・渡邉浩司氏に話を聞いた。

防風林による影の影響を軽減
2年目も発電量がプラスに

太陽光発電の普及が著しい九州。大分県で初めてメガソーラーを稼働させたEPCの株式会社日出電機は、Amptストリングオプティマイザを日本でいち早く導入した企業の一つだ。

日出電機がこれまでに開発した太陽光発電所は、低圧から特別高圧まで合計120MWが稼働中で、そのうち自社グループで55MW分を保有。2022年までには全体で170MWにまで拡大する予定だという。近隣住民との良好な関係を優先的に考え、雑草の繁茂を許さない丁寧な造成を行い、一般的でなかったストリングレベルの遠隔監視を開発当初より実施する――まさに太陽光発電所の運用に求められる“長期安定”を地で行く堅実な企業だ。

同社は、本誌でも以前取り上げた大分県の「ソーラーパーク藤原百合野発電所」において、連系開始から1年ほど経った2018年6月、ストリングオプティマイザを導入した。アンプトジャパンの立ち上げから間もない時期だった。


大分県日出町/太陽光電池容量 694kWp/PCS容量 500kW/

この発電所は、東側の防風林によって午前中に影が生まれ、一部のアレイ(パワコン3対応部分)が十分に発電できない状況にあった。しかし、日出電機の渡邉社長は「他のパワコンと比べて発電量が低くなるだろうと、予め想定していました。ただ、近隣の方への配慮から、防風林を失くすという選択肢はありませんでした」と語る。


影のかかるパワコン3にストリングオプティマイザを設置。

そこで複数の接続箱の裏に12個ずつ設置されたストリングオプティマイザが発電を最適化し、発電量が大きく改善された。先日、導入から2年を経て、発電量が引き続き向上しているというデータが示された。


接続箱の裏側に、12個ずつストリングオプティマイザが設置されている。雑草がほとんどない美しさは、日出電機が手掛ける太陽光発電所に共通する特長だ。

年間の平均でみると、1年目は約5%、2年目は7%強も向上している。この結果は、Amptストリングオプティマイザの導入による発電量UPが一時的なものではないということを、雄弁に物語っている。


ストリングオプティマイザ導入前と比べて、年間平均で1年目は約5%、2年目は7%強も発電量が向上している。ストリングオプティマイザによる発電量UPが一時的な結果ではない証だ。

渡邉社長も「ストリングオプティマイザが期待にしっかりと応えてくれました。おかげで投資回収が早くなります」と事業性への好影響を高く評価している。

新設案件への導入を予定
東西の影の影響を抑える

現在、日出電機は新設案件へのストリングオプティマイザ導入を予定している。渡邉社長によると、「既設のリパワリングにも大きな効果がありますが、新設時に導入しておいた方が、費用対効果がさらに高いですから」とのこと。

別府市に建設されるこちらの発電所は、南斜面で東西に森林があるため、朝夕にアレイの一部が影に覆われてしまう。影の無い部分のアレイとの間にミスマッチ損失が発生するため、ストリングオプティマイザによって最適化する狙いだ。これにより、発電量が増加し、投資回収も早まることだろう。

既設のみならず新設までも、太陽光発電所のパワーアップに活躍の機会を広げるAmptストリングオプティマイザ。長期安定的な運用を志す企業が、太陽光発電所に欠かせないアイテムとしてこぞって採用する日も、そう遠くない。

オプティマイザ導入予定の新設案件


設置場所:大分県別府市
太陽電池容量:13.3MWp
PCS容量:13.34MW

南斜面で東西に森林があるため、朝夕にアレイの一部が影に覆われてしまう。影の無い部分のアレイとの間にミスマッチ損失が生じることから、ストリングオプティマイザを導入して、発電を最適化する予定だ。

 

PROFILE

株式会社日出電機 代表取締役社長

渡邉浩司氏

問い合わせ

アンプトジャパン合同会社
神奈川県横浜市港北区新横浜3-6-12
日総第12ビル10階
TEL:045-565-9977


SOLAR JOURNAL vol.34(2020年夏号)より転載

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