太陽光発電

2017年度、これが新FIT買取価格だ!

太陽光は21円。2MW以上は入札対象に! 陸上風力は、今後3年間、毎年1円ずつ下落! 中小水力と木質バイオマスには、規模に応じたカテゴリーを新設。風力と地熱では、リプレース(設備更新)の買取価格を設定。2017年度のFIT価格案を速報する。

改正FIT法施行に向けて
早くも示された価格案

経済産業省は12月13日、FIT(固定価格買取制度)の価格を検討する審議会「調達価格等算定委員会」において、2017年度の調達価格(買取価格)案を発表した。2017年4月1日より改正FIT法が施行されることを踏まえ、例年より2ヶ月以上前倒しで取りまとめた格好だ。この後、パブリックコメントなどを経て最終決定される。

FIT法の改正を受けて、2017年度の調達価格表は様変わりする。これまでは年度ごとに決められていた買取価格が、事業用太陽光(10kW以上)と小規模風力(20kW未満)以外は、3年度分まとめて設定されることとなった。来年度から導入される大規模太陽光の「入札制度」についても、ここに初めて、その具体的内容が示された。

事業用太陽光は21円
住宅用も着実に下落

住宅用太陽光(10kW未満)については、現在の価格から▲3円(2017年度)→さらに▲2円(2018年度)→さらに▲2円(2019年度)と段階的に下がっていく。

事業用太陽光(10kW以上)については、2,000kWを境にまったく異なる扱いを受ける。まず、「10kW以上2,000kW未満」に対しては、これまで同様に次年度(2017年度)のみの価格が示され、現状より3円安い21円とされた。

そして、「2,000kW以上」の案件は、入札によって買取価格が決められることとなった。何kW以上が入札の対象になるのかが注目されてきたが、今回はっきりと2,000kW(2MW)以上であることが分かったわけだ。入札については、次のページで改めて詳述する。

図1: 平成29年度以降の太陽光発電の調達価格と調達期間

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陸上風力は2019年に19円
地熱ともにリプレースを設定

風力はこれまで、20kWで区分され、「20kW以上」については陸上風力と洋上風力に分けられていた。2017年度からは、陸上風力にさらに「リプレース」という区分が加わる。リプレースとは設備更新案件のことで、ここでは既存発電所の建替えなどが想定されている。

風力の価格については、住宅用太陽光同様に、3年度分がまとめて示された(小規模風力は除く)。洋上風力は、今の価格のまま3年度先まで変わらずに36円。陸上風力は、毎年1円ずつ下がって、21円(2017年)、20円(2018年)、19円(2019年)と推移する。
リプレースは、これよりも3円ずつ安く、18円(2017年)、17円(2018年)、16円(2019年)となる。

地熱においても、リプレースが設けられ、既存設備の更新を促す姿勢が示された。地熱の価格については、全区分とも3年度分を設定。基本的には2019年度まで現状のままだ。

図2: 平成29年度以降の風力発電の調達価格と調達期間

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図3: 平成29年以降の地熱発電の調達価格と調達期間

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