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LONGiモジュールが発電評価でも首位獲得! 出荷量No.1の理由とは?

単結晶モジュール出荷量、世界トップ※1を誇るLONGi Solar(ロンジ・ソーラー)が、国際的評価を高めている。エーオンが開発した長期出力保証をバックアップする保険においても、厳しい審査・試験をクリアし、初の採用メーカーに選ばれた。

上画像:福井県あわら市の太陽光発電所(株式会社尾賀亀様)。ロンジ・ソーラーの単結晶モジュールは、日本においても幅広く用いられ、多様なニーズに応えている。

 

ドイツの国際的第三者機関が
実環境下での発電能力を検証

単結晶シリコン太陽電池モジュールのリーディングカンパニー、ロンジがまた1つ新たな勲章を手にした。

2019年3月21・22日、ドイツに本社をもつ国際的第三者認証機関TÜV Rheinland(テュフ ラインランド)が主催する「ALL Quality Matters」ソーラー国際会議において、「PV Module Outdoor Power Generation(太陽電池モジュール屋外発電部門)」で首位を獲得したのだ。

2017年と2018年、2年連続での「PV Module Power Generation Simulation」受賞に続く快挙となった。なお、同会議は中国・蘇州で開催され、アジアを中心に400人以上のPV企業代表者、専門家、学者等を集めた。

TÜV Rheinlandの賞は、関係当局、発電所オーナー、メーカー、金融機関からも信頼を得ており、国際的評価の裏付けともなる権威ある賞だ。

「PV Module Outdoor Power Generation」は今回初めて試験プロジェクトに加えられたもので、発電評価用の環境下で長期間にわたって太陽電池モジュールのデータを記録することにより、実際の発電能力を検証することを目的としている。屋外測定のため、モジュールの低照度特性、低い減衰量、発電性能の安定性などが最終的な発電量に影響を及ぼす厳しい試験だ。

この試験において、ロンジの単結晶モジュールは最高の発電量を記録し、第1位にランクされることとなった。

ユーザーの信頼に応え
高効率製品を開発し続ける

屋外での実証は、実際の使用環境下でのモジュールの現実的な性能を示しているといって良い。ここでの最高位獲得は、ロンジの単結晶モジュールが極めて高い品質と性能、信頼性をもつものであることを証明する。

ロンジ・ソーラー副社長の呂俊(リュ・ジュン)氏は、受賞スピーチの中で次のように述べている。

「ロンジは、お客様のために、より優れた製品とサービスを創出することを常に堅持してきました。この賞は客観的な測定によるものであり、当社の単結晶モジュールの高い発電能力が認められたことを示しています。このことは当社製品に対するお客様からの信頼を醸成するだけでなく、高効率製品を開発し続けるという我々の確信と決意を強固にしてくれます」。


TUV Rheinlandの受賞セレモニーにて。

 

中国のトップランナー認証を
3年連続で取得、評価も1位

ロンジ製品の品質を裏付けるのは、TÜV Rheinlandの賞だけではない。

2018年11月23日には、CTC(中国建材検査認証集団China Building Material Test& Certification Group Co.,Ltd.)による太陽電池モジュールの出力劣化評価において、「トップランナー」と認定された。

ロンジが、この認証を受けるのは2016年以来3年連続だ。トップランナー認証は中国政府の施策によるもので、CTCは中国工業情報化部から委託を受けて、この検査を実施している。

客観性と公正性を保証するため、試験はブラインド方式で行われ、CTCは各企業に抜き取り検査の情報を知らせず、サンプルは製造ラインまたは倉庫から無作為に選択され、試験場に送られるという。

ロンジは、このCTCの屋外経時変化試験(出力劣化評価)において、全単結晶モジュールの中で第1位にランクされた。ロンジ製モジュールの太陽電池モジュールの平均劣化率は、1年目が0.38%、2年目が0.32%、3年目が0.36%であり、3年ともテストされた単結晶モジュールの最高値を記録した。3年間の累積劣化率はわずか1.06%だったということだ。

エーオンの「出力保証保険」初の
採用メーカーとなる

こうした優れた品質は、保険機関からも高く評価されている。

そのことを改めて印象づけたのが、2018年12月19日にエーオンジャパン※3から発表された新保険スキーム※2の適用だ。

太陽光パネルの出力保証をバックアップする新たな保険であり、ロンジがこの保険初の採用メーカーとなったのである。

①部材・設計の信頼性、
②製造プロセスの信頼性、
③完成品の性能・長期信頼性・安全性

に基づいて判断されたものだという。

ロンジ製モジュールなら、信頼性が高く、資産価値に優れた太陽光発電システムを、安心して構築することができるに違いない。

※1 出荷量 No.1:世界市場での単結晶モジュール( 2016年、2017年、2018年)、及び、中国市場でのモジュール(2017年、及び、 2018年自社調べ速報値)

※2 予め製品の長期信頼性・安全性の評価されてある保険スキーム(「メーカータイプ」)

※3 エーオンジャパンは、イギリスに本社を置く世界最大の保険・再保険仲介業者であるエーオングループに属し、日本においても多様なサービスを提供している。

 

LONGiモジュールの一例

LR6-72HPH 370~385W

ハーフカットセル構造を採用した
高効率単結晶PERCモジュール

PERC技術を採用したセルをハーフカット化し、電力損失を削減することで卓越した変換効率を実現。ハーフカットセル配線の構造がもたらすモジュールに部分的に影がかかった際の出力低下の抑制と、単結晶PERC技術が可能にした高温・低照度時の出力特性や経年の出力低下抑制による優れた生涯発電量に加えて、システム電圧1500V対応によるシステムコスト抑制によって、より一層の発電コスト低減ができる。

問い合わせ

LONGi Solar Technology株式会社
東京都千代田区大手町2-6-1
朝日生命大手町ビル24階
TEL:03-3516-6300


取材・文/廣町公則

SOLAR JOURNAL vol.29(2019年春号)より転載

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