編集部からのお知らせ

PVマスター保守点検技術者 新資格制度がスタート

JPEA(太陽光発電協会)が新たにスタートさせる「PVマスター保守点検技術者」という資格制度。2018年2月より行われる試験の内容や対策について、事務局長の増川氏に伺った。

JPEAが認定する
O&Mのスペシャリスト

太陽光発電協会(JPEA)では、このほど新たに「PVマスター保守点検技術者」制度をスタートさせます。

改正FIT法の施行にともない制定された「事業計画策定ガイドライン」において、広く義務付けられることになった太陽光発電設備の保守点検について、必要とされる知識や技術の習熟度を、JPEAが認定するものです。来年2月25日に全国4ヶ所(東京・名古屋・大阪・福岡)で、第1回認定試験を実施します。これに先立ち、12月には各地で受験に向けたセミナーも開催しますので、ふるってご参加ください。

太陽光発電所を20年・30年と長期安定的に稼働させることは、事業者の利益を超えて、国民全体にとっても大いに意義のあることです。JPEAはこれまでも様々な機会を通して啓蒙に努め、「太陽光発電システム保守点検ガイドライン」の策定にも取り組んでまいりました。

改正FIT法が施行されてからは、経済産業省による研修会においても毎回、講師を務めています。今回の資格制度は、それらの集大成であるとともに、事業者の皆さんとともに新たなステージを拓く礎となるものです。

ガイドラインが求める
幅広い内容を網羅

認定試験は、「太陽光発電システム保守点検ガイドライン」を主体に、『太陽光発電システムの設計と施工改訂版5版』(JPEA編・オーム社発刊)および『太陽光発電システム「住宅・地上設置及び保守点検」解説書』(JPEA編・発行、近日発売予定)の内容から出題されます。具体的には、太陽光発電の基礎(基本原理と構成機器)、太陽光発電システムの設計と施工(屋根置き、地上設置)、太陽光発電システムの保守点検、関係法令と手続き等がテーマとなります。

受験資格は、「電気主任技術者」「電気工事士」、および当協会が認定する「PV施工技術者」「PVマスター施工技術者」、以上4つの資格のいずれかをお持ちの方。既にお持ちの資格に「PVマスター保守点JPEAが認定するO&Mのスペシャリストガイドラインが求める幅広い内容を網羅検技術者」の資格を加えることで、O&M事業への取り組みを一層確かなものにしていただければと思います。

合格した事業者は、JPEAのホームページにおいて検索できるかたちで掲載させていただきます。

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