REXEVと鈴与商事が業務提携。今、エネルギーの“面的”利用が熱い!

面的なエネルギー利用が加速している。EVによるエネマネを得意とする株式会社REXEVとVPP事業に取り組む鈴与商事株式会社が、業務提携を発表。蓄電池や電気自動車を活用した、面的なエネルギープラットフォームの構築を目指す。

EVの充放電でピークカット
再エネを優先給電も

株式会社REXEVと鈴与商事株式会社は、充電施設を起点とした地域の面的な再生可能エネルギー・EV(電気自動車)活用プラットフォームの構築支援において、4月1日付けで業務提携したと発表した。

事業スキームは、以下のとおり。対象となる需要家施設に、蓄電池や太陽光発電設備、電気自動車充放電設備(V2B)を新設する。これらの設備を、REXEVと鈴与商事がエネルギーマネジメントし、再生可能エネルギーの有効活用やピークカットによるコストダウンを目指す。



具体的には、太陽光発電による発電量が多く余剰電力の発生する昼間などに、EVを充電させる。これにより、EVに充電される再生可能エネルギーの利用効率をアップさせる。また、施設の電力需要が高いピーク時間を予測し、充放電時間をコントロールすることでピークカットにつなげる。さらに、災害などの停電時には、EVを活用して太陽光発電設備を再起動させ、給電可能な状況を作り出す。

※V2Bとは、”vehicle to building”の略で、EVを蓄電池のように使い、EVとビルとの間で電力を相互供給する技術を指す。

EVとVPP事業の強力タッグ
面的プラットフォームの構築へ

2019年設立のREXEVは、EVとV2Bをコントロールするエネルギーマネジメント技術に長けている。同年11月には、小田原市、湘南電力株式会社とともに環境省の「脱炭素型地域交通モデル構築支援事業」に採択された。これは、再生可能エネルギーで充電したEVでカーシェアリングをするもの。2020年6月の本運用に向け、現在は試験運用中だ。(参考:環境省が公募の結果! 小田原市などEVカーシェア実証「地域交通版『RE100』」

鈴与商事は、静岡県を中心に電気、ガスなど幅広いエネルギービジネスを手がけている。2017年2月には、静岡市などと「エネルギーの地産地消業務」の受託に関する基本契約を締結。VPP(バーチャルパワープラント)事業に力を入れている。VPPとは、太陽光発電設備などの分散型電源をコントロールし、あたかも1つの発電所のように統合制御するシステムだ。

今回のタッグでは、両社の強みを活かしながら、再生可能エネルギーの効率的な利用の最大化を目指す。


DATA

鈴与商事株式会社
株式会社REXEV


文:山下幸恵(office SOTO)

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