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小型・木質バイオマス熱電併給システム、欧州主要メーカーが集結!

木質バイオマスエネルギー利用の新トレンドが見えてきた。大型プラントについては、既に国内導入可能件数の上限に達している。これからは、地域の資源を地産地消できる小型システムに注目だ。「バイオマスエキスポ2018」に、欧州主要メーカーの最新システムが並んだ。

バイオマスエキスポ
2018にみる最新トレンド

「バイオマスエキスポ2018」が5月30日(水)から6月1日(金)の3日間、東京ビッグサイトで開催された。広く地域に分布するバイオマス資源を、バイオマスエネルギー(発電、熱利用、燃料)やマテリアル(堆肥化、飼料化、素材化)として利活用するための先進技術・装置・ソリューションが集まった、バイオマス関連産業のパイオニア的展示会だ(主催:バイオマスエキスポ実行委員会、共催:日本有機資源協会ほか)。

第12回となる今年は、FIT(再生可能エネルギーの固定価格買取制度)でマーケットが拡大したバイオマス発電の中にあって、とりわけ地域活性化や地方創生に役立つものと期待される中小規模の「木質バイオマス熱電併給装置」の出展が目立った。来場者数は3日間合計41,354人(主催者発表)。

会期中は、産業界、官公庁・自治体、国内外の技術者や研究者が参加する交流の場も多数設けられ、様々なビジネスマッチングが図られた。「木質バイオマス熱電併給装置」においては、欧州のメーカーが世界をリードしている。日本市場においても、特に中小規模のプロジェクトにおいては、欧州メーカー製システムを導入するケースが多い。

今年のバイオマスエキスポで目に入った主な欧州メーカーは以下の通り。Volter(ボルタ―/フィンランド)、Cortus(コータス/スウェーデン)、SYNCRAFT(シンクラフト/オーストリア)、URBAS(ウルバス/オーストリア)、Burkhardt(ブルクハルト/ドイツ)、Spanner(スパナ―/ドイツ)、ESPERIA(エスペリア/イタリア)ほか。現在、日本で導入可能な注目システムが一堂に会した格好だ。以下、それぞれの製品の代理店を務める日本企業のブースよりリポートする。

Volter40kWで地域内エコシステムを
構築/フォレストエナジー

フォレストエナジーは、フィンランドのVolter(ボルタ―)、スウェーデンのCortus(コータス)、オーストリアのSYNCRAFT(シンクラフト)、各社の木質バイオマス熱電併給装置を日本展開する。装置1台あたりの発電出力は、Volter製が40kW、SYNCRAFT製が400kW、Cortus製が1990kW。規模や利用目的に合わせて、40kWから1990kWの間で最適なシステムを構築できるラインナップだ。

同社が現在最も力を入れているのが、最小の装置であるVolter製を軸にした地域内エコシステムの構築。Volterの主力製品「Volter40 Indoor」はウッドチップで稼働し、40kWの発電に加えて100kWの熱供給を行う能力をもつ。これまで重油・灯油ボイラーを使用していた温泉やビニールハウスなど小規模施設への導入を促す。

Volterを適正に可動させるためには、燃料として、含水率の低い良質なウッドチップが必要となるが、フォレストエナジーではこうしたウッドチップの供給まで一貫して手掛ける。地域の森林資源を燃料として地産地消することで、林業の振興と自立した地域経済の発展につなげていく考えだ。

「バイオマスエキスポ2018」フォレストエナジーのブース

 

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