恵比寿の商店街とソーラー企業がタッグを組む!
2014/10/29
街路灯をソーラータイプに置き換えることで、維持費の削減と防災面の強化に成功した恵比寿銀座通り商店街。そのプロジェクトに全面協力したJSP社の、自然エネルギー事業を通した環境・防災への取り組みを紹介する。
商店街を優しく照らす!
JSP×恵比寿銀座通りの挑戦
商店街に設置された、35基のソーラー街路灯。停電時にも点灯できるのはもちろんのこと、この街路灯からは、緊急時に必要となる、電話などの電子機器の充電も可能だ。
街路灯の数はこれからさらに増え、2年後には合わせて54基となるという。風力発電と太陽光発電をダブル利用した街路灯や、太陽光発電を利用したツリー装飾など、構想が尽きないという恵比寿銀座通りのこれからに期待が膨らむ。
恵比寿の商店街から広がる
持続可能なソーラー街路灯
夜道を明るく照らし、防犯という重要な役目も持つ街路灯。しかし、意外と電力を消費するのもあまり知られていない事実。
この4月に老朽化した街路灯を、太陽光発電の電力で点灯するLED電灯に置き換える「ソーラーハイブリッド計画」を実施したのは、東京都渋谷区、恵比寿駅西口の恵比寿銀座通り商店街。この通りの街路灯の電気代は年間で300万円。通りを管轄する恵比寿新栄会にとって、この額は非常に重たいものであったという。しかし、今回の置き換え完了を機に、街路灯の維持費はそれまでの約1/10と、大幅なコストダウンに成功した。
恵比寿銀座通りのソーラーハイブリッド計画を技術面でサポートしたのが、地元に拠点を構えるジャパン・ソーラー・パワー。同社が新設をサポートしたソーラー街路灯は全部で35基。
それぞれには太陽光パネル、配電を自動的にコントロールするスマートコントローラーの他に、外部電源が接続できるソケットも用意。震災や台風などの天災時に電気供給が停止した場合でも、商店街を明るく照らすことはもちろん、携帯電話などの電子機器の充電も可能となっている。
「太陽光は売電で注目されていますが、元々環境にストレスがかからないクリーンな電力という側面と、災害などの緊急時でも太陽さえ出ていれば発電するという防災面、さらには今回の街路灯のような防犯面にも活用できる存在価値があったはずです。そういった意味でも、今回の計画に関わらせて頂いたことには、太陽光発電に関わる会社としては、とても意味のあることだと思っています」。
ジャパン・ソーラー・パワーの専務取締役、山中政幸氏はこのように語ってくれた。