資格取得者1000人超え! いま注目のEMA認定とは?
2017/11/13
特定商取引法までEMA認定取得者が勉強するのはなぜ?
期待が高まったとはいえ、ここはまだ新しく、未成熟な市場です。発展途上の市場には様々な人がいて、「売れさえすればいい」という人たちが、少数ながらもいるのが現状です。そして、その少数の人のために、衰退した市場があるのも事実だと思います。
だからこそ、EMA認定取得者は「正しい知識を、正しい方法で伝える」、いわば伝道師のような立場であるべきだと考えています。そのためには、当然コンプライアンスを学ぶことも重要であり、特定商取引法の知識も必要なのです。このエネルギーマネジメントの市場を健全に発展させ、「真の優勝劣敗」の環境を創り出す牽引者となる人のためのEMA認定制度であれば良いと考えています。
EMA認定の今後はどうなる?
数字としては、2018年8月までに2,000名、2020年までに10,000名の認定取得者数を目指します。ただ、認定取得者数の増大は、あくまで目標であり、目的ではありません。認定センターとして、効率だけを考えて認定取得者数を増やすなら、試験のみ実施をし、面倒な講習やフォローアップは必要ないでしょう。私たちの目的は「健全なエネルギーマネジメントを普及させ、その市場を発展させる」ことです。その手段として、EMAの育成を行っているのです。
認定者も同様で、認定取得はあくまで手段です。この認定で得た知識を、日頃の活動にどう活かしていくのかが大事で、正しい知識を正しい方法で伝え、エンドユーザーに信頼を得ることの方がむしろ重要です。
エネルギーマネジメントの業界は、今後複雑化していきます。エンドユーザーに直結する電気やガスのメニューの多様化はもちろん、住居や建物での省エネ促進、国策ではVPPやディマンド・レスポンス(ネガワット取引)などが今後も進んでいきます。プロでも分かりにくいといわれるエネルギーマネジメントの知識を、「エンドユーザーにわかりやすく、かつ正しく伝えていく、そして、それが業界の発展につながっていく」という未来を描いています。EMAの育成に、今後もご期待いただければ幸いです。
プロフィール
一般社団法人 日本PVプランナー協会 エネルギーマネジメントアドバイザー認定センター センター長
(株式会社舟山コンサルティンググループ 代表取締役社長)
舟山 大器氏
問い合わせ
エネルギーマネジメントアドバイザー認定センター