最大出力13.7MW! ダムを活用した水上メガソーラー
2018/03/27
業界大手企業が千葉県市原市に建設していた"水上設置型"のメガソーラーがついに完成。ダムを有効利用し、日本最大規模の出力13.7MWを実現した『千葉・山倉水上メガソーラー発電所』の凄さとは?
水上設置型の
メガソーラーが完成!
東京センチュリー株式会社、京セラ株式会社が共同出資する京セラTCLソーラー合同会社は、2012年8月の設立から多くの太陽光発電所を開設しているが、千葉県市原市において、日本最大※1の”水上設置型”太陽光発電所「千葉・山倉水上メガソーラー発電所」を新たに建設。
同社が開設した水上設置型発電所としては7ヶ所目となる本発電所の完成にあたり、2018年3月20日、竣工式が行われた。
最大出力13.7MW!
ダムを有効活用
竣工式の様子。森田健作千葉県知事が出席のもと執り行われた。
千葉・山倉水上メガソーラー発電所では、千葉県水道局が管理する工業用水専用の山倉ダムの水面約18万㎡に、京セラ製の太陽電池モジュール50,904枚が設置されている。
年間予想発電量は約1,617万kWhで、一般家庭約4,970世帯分の年間電力消費量※2に相当。
2018年3月5日より運転を開始しており、発電した電力は全量を東京電力へ売電するそうだ。
京セラTCLソーラー合同会社はこれまで、本発電所を含め全国で61ヶ所、合計約184.7MW※3の太陽光発電所を開設。今後も日本国内にある数多くのダムや、ため池の有効活用を図るとともに、再生可能エネルギーの普及・促進に努めていくという。
※1.稼働済みの水上設置型太陽光発電所において(2018年3月20日時点、京セラTCLソーラー合同会社調べ)
※2.1世帯当り3,254.4kWh/年で算出 出典:電気事業連合会『原子力・エネルギー図面集2015』
※3.2018年3月20日時点、稼働済みとして
DATA
千葉・山倉水上メガソーラー発電所
設計・施工:京セラコミュニケーションシステム株式会社
保守・維持管理:株式会社京セラソーラーコーポレーション
事業主:京セラTCLソーラー合同会社
所在地:千葉県市原市山倉地先「山倉ダム」