編集部からのお知らせ

太陽光ビジネス新トレンドは、農地活用と地域参入!?

近年の大幅なFIT価格低下を受け、これからは住宅用の太陽光発電だけでなく、新しいビジネスモデルが必要だと語ってくれた、テルサンソーラー代表取締役・李氏。地域社会への参入が将来的なミッションだというが、その具体策とは?

農地での発電も
将来的な視野に

FITが改正されたことで、今後は住宅用により投資が集中していくでしょう。FIT価格が18円まで下がったことに加えて、2MW以上のプロジェクトの場合、接続料金が高い一方で入札制度により売電収入が下がりますので、確実な利益が見込めずリスクがたくさんあります。そのため、住宅用の蓄電池やルーフトップなどで太陽光発電の新しいビジネスモデルを作っていくべきでしょう。

実は中国には政府が決めた特別なサポートポリシーがあります。家庭用電気料金と産業用電気料金では後者の方が高い。そのため、家庭の方が太陽光システムを使いやすいのです。5年以内に投資回収できるため、家庭での普及が進んでいます。

他にも、農地でのソーラーシェアリングも視野に入れています。我々は地域社会に参入していこうと思っており、実はその経験もすでにあります。自治体や農業経営者との話の進め方も知っています。これは夢というか、将来的なミッションですね。私たちは日本ですでにいくつかのプロジェクトが進行中です。数年かけて行っています。ただ、製品の販売量もまだまだ十分ではありませんし、もっと日本でのプロジェクトを増やしていかなければなりません。

PROFILE

テルサンソーラーテクノロジーズ
代表取締役

李峰氏


取材・文/廣町公則、大根田康介

SOLAR JOURNAL vol.25より転載

関連記事

太陽光関連メーカー一覧

アクセスランキング

  1. 9/25博多開催!「太陽光✕蓄電池セミナー」注目のFIP転(併設型)/系統用蓄電池ビジネスを徹底解説!...
  2. 青森県、再エネ禁止区域案の地図を公表 今年度中に条例化を目指す
  3. 【環境省】「太陽光発電設備のリサイクル等の推進に向けたガイドライン(第二版)」(平成30年)の内容を見直し!...
  4. いつまで続けるのか、ガソリン補助という愚策
  5. 太陽光パネルの増設・更新を促進! 2024年度にルール見直し
  6. 【参加受付中!】2024年10月25日(金)「第31回PVビジネスセミナー」
  7. 【環境省】太陽光パネルの再利用を義務づける法案も一つの可能性と大臣。検討継続を示唆...
  8. 専門家に聞いた! 日本に「垂直ソーラー」が必要な理由とは?
  9. グリッドコードとは? 太陽光発電事業者も知っておくべき系統運用の新ルール...
  10. 脱原発完遂のドイツの電源構成、どうなるエネルギー費の再高騰リスク?
太陽光業界最新ニュース

フリーマガジン

「SOLAR JOURNAL」

vol.50 | ¥0
2024/07/31発行

お詫びと訂正

ソーラー電話帳 SOLAR JOURNAL メディアパートナーズ