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中東最大の太陽光展示会「Dubai Solar Show」開催! 日本企業も出展

日本の最新技術も披露

同展示会に日本からは、現地企業Japan Trade Centre(JTC DWC-LLC)が企画・運営をし、ジャパン・パビリオンとして4社が初出展した。


「丸紅株式会社」は、株式会社リバースN51らと提携し、新たな太陽光パネルクリーニングシステム「Papper Sand(パッパーサンド)」を発表。他社が従来使用しているブラシとことなるブレードを採用し、価格、性能、メンテナンスの容易さ、壊れにくさの違いをアピールした。丸紅株式会社機能化学品第二部エレクトロニクス第一課の髙原大樹担当課長は「現在プロジェクトが遂行しているUTTサイズでの導入を考えていたが、展示会ではルーフトップパネルへの導入ニーズが多かった。今後政府の政策が市内に影響していくことで、需要も増すのではないかと考える」と話した。


「株式会社HIPOWER」は、イスラエルで開発されたシステムを改良し、太陽光を利用し空気から水をつくるシステムを発表。16枚の太陽光パネルで最大1日100リットルの飲料水を生成することができる。同社未来事業部の扇田隆次さんは「展示会にも訪れていたインド、スーダン、ウガンダなどの途上国でプロジェクトを進めていきたい」と話した。今後はジプチなどのアフリカ地域での展示会にも積極参加を予定している。


「株式会社エコライフ・インターナショナル」は、自社の強みである発電量UPシステムや海外企業と提携したデザインパネルなどを展示。同社はすでに日本国内のみならず、ハワイ、ドバイに拠点を構えており、特に今後太陽光需要が増すと考えられている中東地域については、ドバイ事業所からのアプローチを試みる。井出錠会長兼CEOは「徹底的な他社との差別化をはかり、自社にしかできない事業を強化していく。展示会に来た来場者の反応も確認し、さらに自信をもって中東地域の事業をすすめていく」と話した。


「SBMplus社」は「オキシド灯触媒」などの技術を使った除菌、消臭、汚れ除去のクリーナー「324 eco PURE」シリーズを発表。同時開催するエネルギーや環境対策に関連した展示会「The Water, Energy, Technology and Environment Exhibition(WETEX)」の来場者からも注目を集め、商品をPRした。

昨年日本パビリオンで出展した「ギガソーラー社」は、展示会がきっかけで商談をもった現地ローカルEPC企業のCity Solar社とパートナー契約を締結。独自の画期的なノウハウを、中東を拠点としたプロジェクトに導入していく予定。

来場者はUAEだけでなく周辺中東諸国やインド、アフリカ地域など世界各国から参加しており、太陽光プロジェクトの提案があるなど、ジャパン・パビリオンは注目を集めた。


取材・文/Japan Trade Centre(JTC DWC-LLC.)

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