編集部からのお知らせ

モーターショーで注目! 自動運転を見据えた最新EVコンセプトカー

モーターショーが世界で最初に開催されたのはパリのテュイルリー公園だった。120年の節目の年となる2018年のパリモーターショーを華やかに彩ったのは、自動運転を見据えた近未来のEVとプラグインハイブリッド車だ。そこで注目のEVコンセプトカーにスポットを当ててみた。

アイキャッチ:PEUGEOT
e-LEGEND CONCEPT
プジョーが1969年に発表した名車、504クーペの誕生50周年を祝い、これをデザインモチーフにしたEVを発表。自動運転モードも装備する。

先進的なEVコンセプトカーが
観客の目を釘付けに

2018年のパリモーターショーは記念の年となった。が、不祥事を引き起こしたフォルクスワーゲンは参加を見合わせ、会場も今までより狭くなっている。逆風に見舞われたが、元気いっぱいだったのはEVたちだ。これから先、電動化は避けて通れないから、最新技術を盛り込んだ魅力的なEVコンセプトカーが数多く登場した。

その筆頭がメルセデス・ベンツである。「EQ」シリーズの最新コンセプトカー、ヴィジョンEQシルバーアローを展示し、観客の目を釘付けにした。デザインは1937年に活躍したベンツのレーシングカー、「W125」へのオマージュだが、心臓はモーターとバッテリーの高性能EVだ。エコ一辺倒ではなく運転する楽しさも存分にある。

スモールカーを得意とする傘下のスマートは、ブランド誕生20周年を迎えた。これを記念してEVコンセプトカーのスマート・フォーイーズを発表している。スマートはブランド全車を電動化すると発表しているが、フォーイーズはフルオープンの爽快なEVだ。リアに81馬力を発生するモーターを積み、最高速度は130km/hに達する。

フランス勢はプジョーが伝説の504クーペを現代風に仕上げたeレジェンドコンセプトを、DSも精悍なDS X Eテンスと、DS7クロスバックにはEVのEテンスを発表した。EVが一気に増える予定の2020年が待ち遠しい。

注目の「近未来型」
EVコンセプトカー

Mercedes-Benz
Vision EQ Silver Arrow

伝説の「シルバーアロー」を意識した精悍なフォルム。このEVは750馬力を発生するモーターを搭載。1回の充電で400km走れる。

Smart
Forease

2020年から全モデルを電動化するスマートの未来を示したEVコンセプトカー。爽快なオープンカーだが、転覆時の乗員の保護機能も万全。

DS Automobiles
DS X E-Tense


全車に電動パワートレインを採用すると発表しているDSの3人乗り電動スポーツコンセプトカーだ。モーターの最高出力は驚異的な1360馬力。


取材・文/片岡英明

SOLAR JOURNAL vol.27(2018年秋号)より転載

関連記事

太陽光関連メーカー一覧

アクセスランキング

  1. いつまで続けるのか、ガソリン補助という愚策
  2. 『SOLAR JOURNAL』最新秋号10/31発行!
  3. 第7次エネルギー基本計画、年内に骨子案を固める 脱炭素電源の構成比率が焦点に...
  4. 【イタリア製品】もうパネルの色で妥協しない。欧州で人気のカラーパネルが来日!...
  5. 圧倒的な軽量化に成功! Das Solarの新製品発表イベントが成功裏に終わる
  6. 脱原発完遂のドイツの電源構成、どうなるエネルギー費の再高騰リスク?
  7. LONGi、N型バックコンタクト「Hi-MO 9」を市場投入。TOPConを超えた新領域へ!...
  8. テスラがPowerwall 3を日本公開! 認定販売施工会社の募集にも意欲的
  9. 専門家に聞いた! 日本に「垂直ソーラー」が必要な理由とは?
  10. 「雑草」がエネルギー源に!? 名城大が発電を実演
太陽光業界最新ニュース

フリーマガジン

「SOLAR JOURNAL」

vol.51 | ¥0
2024/10/31発行

お詫びと訂正

ソーラー電話帳 SOLAR JOURNAL メディアパートナーズ