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遠隔監視のノウハウで蓄電池市場に参入! 低コスト化を実現するTAOKEのシステムとは?

全世界で容量3GW、6000ヶ所を越える太陽光発電所を監視する「SmartPV」を提供するTAOKE株式会社。現在、同社は蓄電池市場への参入を進めているという。今年度の取り組みについて、取締役営業部長の金澤圭介氏に話を伺った。

遠隔監視のノウハウを活かし
蓄電池市場に参入!

TAOKEは、産業用太陽光発電システムのクラウド型遠隔監視システムを世界で最初に開発したパイオニア企業です。現在は日本、中国、ドイツ、イタリア、マレーシア、オーストラリア、インドなど10数ヶ国で稼働しています。私どもの遠隔監視システム「Smart PV遠隔監視システム」が導入された太陽光発電所は、総容量3GWを超えて増え続けています。

日本での展開としては、昨年、TAOKEENERGYという蓄電領域に特化した新会社を設立したことが大きなトピックです。この背景には、2019年にFITを卒業するユーザーが大量に現れ、自家消費が大きなテーマになってくることがあります。私どもでは、まずは蓄電池そのものを低価格で提供し、ユーザーのニーズにダイレクトに応えていきたいと考えています。



蓄電池事業を本格展開するにあたっては、OEM生産を委託する蓄電池セルメーカーにこだわりました。提携したのは、世界No.1の出荷量を誇る中国のCATLです。BMWをはじめ、自動車用バッテリーのリーディングカンパニーとしてご存知の方も多いでしょう。TAOKEは、CATLとのパートナーシップをベースに、世界トップレベルの蓄電システムをローコストでお届けいたします。

第1弾の製品は家庭用蓄電システムで、6.5kWh、9.6kWh、12.8kWhの3タイプをラインナップ。産業用も夏以降、順次発売いたしますので、どうぞご期待ください。

プロフィール

TAOKE株式会社
取締役営業部長

金澤 圭介氏


取材・文/廣町公則、大根田康介

SOLAR JOURNAL vol.29(2019年春号)より転載

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