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三井住友建設、アジアも視野に積極投資! 水上太陽光発電用のシステムで事業拡大なるか

三井住友建設は、自社開発の水上太陽光発電用フロートシステム「PuKaTTo(プカット)」を使用した太陽光発電所運営に着手した。香川県木田郡の農業用ため池に、水上太陽光発電用フロートを設置し、出力2,822kWの水上太陽光発電所を建設する。

2件目となる自社運営案件
年間330万kWhを発電

三井住友建設が自社開発した、水上太陽光発電用フロートシステム「PuKaTTo(プカット)」は、モジュールを装着するフロート、フロートを連結する連結板(ブリッジ)、フロートと連結板を固定する緊結バンドによって構成され、モジュールはフロート毎に一枚ずつ取り付ける仕組み。

部品点数を減らし低コストを実現すると同時に、緊結バンドによって設置も容易にできるよう工夫されている。フロート内部に発泡剤を充填し、損傷した場合でも浸水を防ぎ、中空の製品と比較すると3~5倍の剛性だ。

2018年8月には、標準60セルモジュール対応タイプに加えて、大型72セルモジュールに対応するタイプを新たに開発し、大型化のニーズの高い東南アジア市場を見据えた商品展開をしている。

今回の女井間(めいま)池水上太陽光発電所は、同社にとって2件目となる自社運営案件。香川県木田郡三木町の農業用ため池に、水上太陽光発電用フロート約9,400枚を設置、パネル設置面積は約28,600平方メートル、出力は2,822kWとなる。想定年間発電量は330万kWh。7月23日に安全祈願祭を執り行い、2019年12月の運転開始を目指す。発電した電力は、全量をFITで売電予定だ。


アジアも視野に積極投資
「事業領域の拡大」目指す

2017年11月には、水上太陽光発電所の自社運営案件1件目である「平木尾池水上太陽光発電所」(香川県)が完成し、出力2,600kW全量をFITで売電している。

その翌月の12月には、「PuKaTTo(プカット)」の海外における販売強化に向け、台湾に現地法人を設立。背景には、2025年までに再生可能エネルギーによる発電割合を20%にまで引き上げるという台湾のエネルギー政策がある。さらに、台湾版FIT制度も整い、急速に市場が活性化し始めていること、そして日本と同様にため池が多いという特徴もある。

同社は、2019年2月に策定した「中期経営計画2019-2021」において、『事業領域の拡大』を基本方針の一つとして掲げている。計画期間における累計の成長投資は500億円で、再生可能エネルギーを中心とした新規事業や建設周辺事業の拡大のため、積極的な投資や異業種とのパートナーシップを強めたい考えだ。


DATA

三井住友建設株式会社


文/山下幸恵

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