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中部電力ミライズとLooop、新会社設立へ。第三者所有モデルを全国展開

中部電力ミライズ株式会社と株式会社Looopが、10月30日に新会社を設立する。注力するのは、法人をターゲットとした太陽光の第三者所有モデルだ。Looopによる低廉な施工・保守体制に中部電力ミライズのエネルギーサービスを組み合わせ、全国へ展開する。

初期費用ゼロで太陽光設備を導入
全国の法人向けに11月から展開

新会社の名称は「株式会社中電Looop Solar」。出資比率は中部電力ミライズ株式会社が51%、株式会社Looopが49%だ。2020年10月30日の設立を予定している。両社は2018年9月に資本提携しており、再生可能エネルギーの活用に関するサービスを拡大してきた。

株式会社中電Looop Solarが展開するサービスの第一弾は、太陽光発電の第三者所有モデルだ。「Zero-Roofs(ゼロ ルーフス)」のサービス名で、全国の法人向けに11月からスタートする。

需要家の屋根に中電Looop Solarが太陽光発電設備を設置。需要家はサービス料金を払うことで、初期費用なく太陽光発電設備を導入できる。また、発電された電気を自家消費することで、系統から購入する電力を削減し環境負荷の低減にもつなげることができる。サービス料金の中には、年次点検などのメンテナンス費用も含まれている。

中部電力ミライズはLooopと協業し、すでにトヨタグループの株式会社キャタラーへZero-Roofsを導入している。

2018年の資本提携に始まり
ついに新会社設立へ

中部電力ミライズとLooopは、2018年9月に資本業務提携を行っている。両社の顧客基盤を活用し、固定価格買取(FIT)制度に依存しない再生可能エネルギーの導入や需給調整サービス、エネルギーの地産地消を協力して推進している。

今年3月には、イオンモール株式会社の中部エリアの2施設に対し、太陽光発電の第三者所有モデルを提供すると発表した。イオンモール松本で223.20kW、イオンモール津南で270.94kWの太陽光発電設備を設置。オープン当初から第三者所有モデルを導入していたイオン藤井寺ショッピングセンターを含む、合計3施設で6月から自家消費を実施している。

DATA

中部電力ミライズ株式会社 プレスリリース
株式会社Looop プレスリリース


文:山下幸恵(office SOTO)

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