「新型パワコンへの早期交換」というリパワリング方法
2021/04/19
太陽光発電所の運転開始から10年を目安に訪れるパワーコンディショナの保証期間終了。使用中のパワーコンディショナの単なるリプレースではなく、全く新しいタイプへのモデルチェンジという方法もある。また、早期に交換し、そのメリットをさらに高めることも可能だ。
パワコンに必ず訪れる
保証期間終了と製品寿命
FITの買取期間20年のうち、一度は訪れるパワーコンディショナの保証期間終了と寿命。
パワーコンディショナはパネルが発電した電力を系統に送る心臓部であるだけに、保証期間切れのまま運転を続けるわけにはいかない。また保証期間が切れずとも、いずれ製品には寿命が訪れる。パワーコンディショナの仕様も変わってきているため、新機種への交換の際サイト設計を見直す必要も出てくる。実際に故障してしまってからでは交換までの間の発電ロスが大きく、あらかじめ計画しておく必要がある。
そこで考慮すべきなのが、新型パワコンへの交換だ。
新型モデルへの交換で
発電量が二桁アップ!
太陽光パネルの技術革新はしばしば話題に上るが、パワコンの能力も日進月歩で進化している。パワーコンディショナのコストはシステム全体の10%以下だが、システム生産=総発電量の100%を担っている。発電所の「売電能力」を考えた時、変換効率の高い新型パワコンへの交換は、リパワリングにつながる大きな一手だ。
実は、既に新型パワコンへの交換を実施している事業者は多数存在する。
パワーコンディショナ世界大手のソーラーエッジによると、同社製品への交換によるリパワリング案件は昨年来急増している。現在は低圧の案件が中心だが、「発電量が28%も向上した」という驚きの事例もあり、10%程度の発電量アップはザラだという。
連系開始から2年目で早々に交換した事例もある。「FIT終了期間までにパワコンの更新が必要となること」を見据えた上で、「シミュレーションによりFIT残存期間での売電収益が増えること」が確認されたことにより、保証期間終了を待たずに交換に踏み切っている。
他社製品だけを使っていた事業者が、初めてソーラーエッジ製品を試して、その価値に気づいた例も多い。
ではなぜ、これらの事業者はリパワリングにソーラーエッジ製品を選んだのだろうか?
精細なモニタリング機能が付帯
売電ロスを効果的に防止する
ソーラーエッジは「オプティマイザ」と「パワーコンディショナ」が協調して働く独自のシステムで、世界のパワコン市場をリードしている。オプティマイザによるモジュールレベルのMPPTにより、影や汚れモジュールの劣化などに起因して発生するパネル間の発電ミスマッチを最小限に抑えることができる。
同社の製品を用いれば、サイトに森林が隣接しているような発電所においても、単純な変換効率アップにとどまらず、新型への交換メリットを享受できる。
ソーラーエッジの製品についてさらに特筆すべきは、「パネルレベル」で発電状況をモニタリングできる遠隔監視システムが25年間無料で付帯すること。パワコンレベルとは段違いの精細なモニタリングによって、発電ロスを削減し、効率的な運用が可能となる。
現在支払っている遠隔監視システムの料金も不要となるため、交換のメリットはさらに高まる。また、リパワリングをきっかけにO&Mビジネスを拡大したい業者にも魅力的な特徴だ。独自の直流安全機能で設置、メンテナンスも安全に実施できる。
FITの施行からまもなく丸9年。パネルメーカーが日本市場から撤退したため、故障などへの対応に苦慮している事例も多い。この点はパワコンも同様だ。競争の激しい事業環境では、日本市場において引き続きメンテナンス対応ができるメーカーが望ましいことも、忘れずに付け加えておきたい。
ソーラーエッジは、簡単な情報を入力するだけでFIT残存期間にいくらの収益増が期待かがわかるWEBサイトで無料シミュレーションを提供している。
4月21日水曜日には、リパワリングに適した新型パワーコンディショナや、リパワリングを実施した実例を紹介する「リパワリングセミナー」を開催。
パワコンの保証期間終了が訪れても慌てずに済むように、今から最適な方法を検討しておきたい。
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