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【リパワリングレポート】出力制御へのオンライン対応とメンテナンスの効率化を同時に実現

太陽光発電の普及によって、九州電力管内をはじめ、出力制御の実施が徐々に広がりつつある。発電量アップだけでなく、オンライン化による出力制御対応のコスト削減も実現した高圧案件のリパワリング事例を取材した。

リパワリング特集記事
第1回:「新型パワコンへの早期交換」というリパワリング方法
第2回:「リパワリング」で太陽光発電所の発電量低下を抑制する
第3回:早期リパワリングが低圧ソーラーのポテンシャルを引き出す

パワコンの耐用年数切れを前に
リパワリングを実施

太陽光発電の普及が著しい九州電力管内では、2018年度から出力制御が度々実施されている。太陽光発電事業者にとって、その対応は必須だ。

熊本県に本社を構える「株式会社 永井運送」は、本社や物流センターに太陽光発電設備を設け、FITによる売電を実施している。同社は今年5月に、熊本県宇城市にある熊本中央物流センター 777.6kWと車検所 65.28kWのリパワリングを行い、発電量アップと出力制御へのオンライン対応を同時に実現した。


写真左側の熊本中央物流センターと、その向かいにある車検所のリパワリングを実施。本社部分とあわせた発電容量は1029.12kW。

「運転開始から使っていたパワコンの耐用年数が10年だったことから、20年のFIT契約の8年目というタイミングでしたが、パワコン入れ替えの検討を始めました」。そう語るのは、同社経営企画室の金山尚氏。

事前に複数社からの見積もりを比較した結果、採用に至ったのが、ユニバーサルエコロジー社が提案したソーラーエッジシステムを使用したリパワリング案だ。

「ユニバーサルエコロジーさんの提案は、他社の提案よりも導入コストが高額ではありました。しかし、他社の提案では売電量が現状と変わらなかったのに対し、リパワリングによって売電量の増加が見込まれ、残り12年の売電期間で1200万円ほど売電収入が向上するという試算が示されました。パワコンの保証を15年に延長できたこともあり、長期的に最もコストパフォーマンスにすぐれていると判断して、この提案に決めました」と採用の経緯を説明する。

また、他社が発注から切替完了までに半年ほどの期間を要すると回答したのに対し、ユニバーサルエコロジー社の提案は「2ヶ月」と短期だったことも、採用の後押しとなった。そして実際には、発注から切替完了まで、わずか1ヶ月半しかかからなかった。

オンラインの出力制御対応で
人的なコストを削減

九州電力管内に位置する永井運送の太陽光発電設備では、以前は出力制御に対応するためには人的な手間が求められていた。仮に土曜日や日曜日に制御がかかると、誰かが止めに行って夕方に復旧させるといった作業が必要となる。

その点、「オンラインでの出力制御対応が可能になったので、人的な手間が減らせるようになりましたし、出力制御への対応漏れの心配もなくなりました」と金山氏。

さらに、手動では丸一日だった制御が、オンライン化により数時間に短縮。年間の制御時間を抑えつつ、対応に要する人員も削減できた。

パネルレベルのモニタリングで
メンテナンスを効率化

また金山氏は、ユニバーサルエコロジー社からの提案を受けるまで、オプティマイザの機能をはじめとするソーラーエッジの特長は認識していなかったという。

「リパワリング以前にも監視システムは入れていましたが、ソーラーエッジシステムを導入したことで、モニタリングの精度が大幅に向上しました。パネルレベルで発電状況を見える化でき、タブレットを使って工場で確認するなど、メンテナンスが非常に容易になりましたね」。

パネル2枚に1個を取り付けたオプティマイザによって、発電状況がリアルタイムで精細に確認できるようになり、さらに、機器のトラブルが発生した場合にはアラートが発報されるため、大いに助かっているという。

ソーラーエッジのシステムには、火災時のリスクを低減するSafeDC ™ 直流安全機能も付随する。今回のような物流センターや、工場、商業施設など、重要な資産や人の近くに設置する太陽光発電設備に欠かせない安全性を確保する技術だ。

永井運送は、5月末にリパワリング後の運転を再開し、既に発電量の向上を実感している。今後の発電量アップの実績次第で、さらなるリパワリングも検討しているという。

パワコンの保証切れを控える発電事業者にとって、また出力制御への対応に苦慮している発電事業者にとって、ソーラーエッジシステムによるリパワリングは魅力的な選択肢だといえるだろう。

 

DATA

株式会社 永井運送
熊本県宇城市松橋町曲野2942番地1 TEL: 0964-32-7315

問い合わせ

ソーラーエッジテクノロジージャパン株式会社
〒224-0033神奈川県横浜市都筑区茅ヶ崎東4-5-24-A
TEL.045-345-8410 E-mail: Japan-info@solaredge.com


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