編集部からのお知らせ

2030年 太陽光は驚愕の発電コストに!

022_027_toku_exp34

自動車メーカーに期待

家庭用では、パナソニック、東芝、NECなどの大手が力を入れているが、私が注目するのは電気自動車(EV)メーカー。日産は、「リーフ」を活用した「LEAF toHome」システムを提供。専用のパワーステーションを設置することで、「リーフ」を家庭の電源として使うシステムで、太陽光発電と組み合わせて使うこともできる。

ドイツのBMWもよく似たシステムの提供を開始した。EVである「i3」のバッテリーパックをそのまま採用し、日中に太陽光発電で蓄えた余剰電力を、夜間などに使う仕組みを備える。さらに、使用済みとなった「i3」のバッテリーパックを再利用する構想も示している。

昨年5月には、米テスラモーターズが「パワーウォール」という家庭用・産業用電池システムを発表している。その1ヶ月後の6月には、「メルセデス・ベンツ」ブランドの家庭用・産業用電池が登場するなど、自動車メーカーの動きが活発化している。

地球温暖化が加速する現在、CO2削減は人類最大の課題。原発再稼働が急速に進まない現状から、日本のエネルギー政策は、FIT改正後も太陽光中心に展開することは間違いない。


環境経営コンサルタント(元東京大学特任教授) 村沢義久氏

コンサルタントや、金融での経験を元に、化石燃料に頼らない「燃やさない文明」を提唱。電気自動車の普及と太陽光発電を中心とした低炭素社会の実現に注力。


※『SOLAR JOURNAL』vol.18より転載

< 12

関連記事

2016/07/28 | 編集部からのお知らせ

業界人が語る太陽光発電の20年先の未来

太陽光関連メーカー一覧

アクセスランキング

  1. 初回の長期脱炭素電源オークション、976.6万kW約定。蓄電池で厳しい競争
  2. 太陽光発電所 銅線ケーブルの盗難被害が相次ぐ 銅の価格上昇が背景に
  3. 宮城県、森林保全へ再エネ課税 4月1日に全国初の条例施行
  4. 蓄電システムの導入で「リアルRE100」へ。自家消費とBCP対策の最適解を求めて...
  5. 太陽光パネルの増設・更新を促進! 2024年度にルール見直し
  6. 太陽光発電、盗難保険金が急増 持続的な保険提供が困難になる可能性も
  7. 太陽光発電所の盗難被害が急増 外国人グループの犯行か
  8. 脱原発完遂のドイツの電源構成、どうなるエネルギー費の再高騰リスク?
  9. 最新春号の見ドコロ!「ソーラージャーナル」vol.49 4/30発行
  10. 【受付中】5/28(火) ケーブル盗難のリアルを知るための「太陽光のリスク管理」セミナー開催...
太陽光業界最新ニュース

フリーマガジン

「SOLAR JOURNAL」

vol.49 | ¥0
2024/04/30発行

お詫びと訂正

ソーラー電話帳 SOLAR JOURNAL メディアパートナーズ