編集部からのお知らせ

ジンコソーラーが水素社会実現を支援! ソーラー水素製造プロジェクトとは?

ジンコソーラーが、「ソーラー水素製造プロジェクト」でグリーン水素の早期商用化を支援する。同社製パネル「Tiger Pro」のLCOEの低さが水素の製造コストを引き下げ、カーボンニュートラルを牽引する。

メイン画像:ソーラー水素製造プロジェクトの建設イメージ

課題は水素の製造コスト
ジンコの低LCOEが貢献

太陽光発電で生んだ電気でクリーンに水素を製造

2021年10月14日、太陽光パネルのトップメーカーであるジンコソーラーが、中国の「ソーラー水素製造プロジェクト」のサプライヤーに決定した。同プロジェクトでは、太陽光発電による電気で水を分解し、水素をつくる。このように再生可能エネルギーでつくられた水素はグリーン水素と呼ばれ、CO2を発生させない水素の製造方法として注目される。一方、化石燃料による電気で水素をつくる場合、排出されたCO2を回収しなければならない。こうしてつくられた水素をブルー水素と呼ぶ。

ジンコソーラーが落札した「ソーラー水素製造プロジェクト」は、中国の石油大手である中国石油化工股份有限公司(中国石化)の2.1GWの太陽光発電によるグリーン水素プロジェクトだ。中国では、石油大手などがグリーン水素の製造に事業の転換を図っているという。今回のプロジェクトは、中国石化にとって初めての太陽光パネルの大量発注だった。


建設中の中国石化の「ソーラー水素製造プロジェクト」には、水素製造施設の真横に2.1GWのメガソーラーが立ち並ぶ。同社は2025年までに46億ドルを水素分野に投じると報じられている。

このプロジェクトには、ジンコソーラーの「Tiger Pro」が採用された。モジュール変換効率21.4%超を誇るジンコソーラーの主力製品だ。セル間のギャップをなくした丸型リボン技術や、影の影響を低減させるハーフセル技術によって、高いモジュール変換効率を実現する。

再生可能エネルギーで水素をつくるグリーン水素の製造では、発電コストの低い太陽光発電に優位性がある。しかし、グリーン水素の普及にはさらなるコスト低減が必要だ。ジンコソーラーの「Tiger Pro」はLCOE(均等化発電原価)が低く、水素の製造コストを大きく引き下げる。ジンコソーラーは、高品質な製品と高いコスト競争力でグリーン水素の実用化をサポートし、世界の脱炭素化を力強くリードする。

中国石化は中国国内で数十ヶ所の水素ステーションを運用中だ。

 

問い合わせ

ジンコソーラージャパン株式会社

(東京)
東京都中央区京橋2丁目2番1号 京橋エドグラン9階
TEL:03-6262-6009
FAX:03-6262-3339

(大阪)
大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13号 大阪国際ビルディング31階
TEL:06-7663-1556
FAX:03-6262-3339


文:山下幸恵(office SOTO)

SOLAR JOURNAL vol.39(2021年秋号)より転載

関連記事

太陽光関連メーカー一覧

アクセスランキング

  1. 【新技術】カーボンナノチューブ電極を用いてペロブスカイト太陽電池の耐久性を大幅改善!...
  2. いつまで続けるのか、ガソリン補助という愚策
  3. 【受付中】2/13 東京都の補助金で加速!《エネマネ》セミナー ~EV、充電設備、ERAB最新事情~...
  4. 【参加受付中!】2025年1月29日(水)「第32回PVビジネスセミナー」
  5. 来年度政府予算案 需要家主導型事業に前年度並み 98億円を計上
  6. エネ基で“標的”になった太陽光発電と、原子力発電の本当の実力
  7. 《東京都の補助金解説》エネマネで太陽光・EV・充電設備・ERAB事業のメリットを最大化!...
  8. 【第7次エネルギー基本計画の原案公表】40年度に太陽光は22~29%程度、風力は4~8%程度...
  9. 太陽光業界を牽引!トリナ・ソーラーが26.58%の変換効率を記録更新
  10. 「雑草」がエネルギー源に!? 名城大が発電を実演
広告お問い合わせ 太陽光業界最新ニュース

フリーマガジン

「SOLAR JOURNAL」

vol.51 | ¥0
2024/10/31発行

お詫びと訂正

ソーラー電話帳 SOLAR JOURNAL メディアパートナーズ