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ドバイ万博でオランダが提案! 環境に優しい新太陽光パネル

太陽光発電は環境に優しい発電方法だ。さらに環境に配慮した素材や染料が使われている新しい太陽光パネルをオランダが提案。最新のソーラー技術を見てみよう。

メイン画像:ソーラーパネルを通した光は館内に建つコーン型垂直農場の植物にも供給される。

From Netherlands
デザインの力×太陽光パネル

2022年3月末までアラブ首長国連邦で開催しているドバイ万博のオランダ館では、これまでの太陽光発電のイメージを大きく変えるソーラーパネルが来場者を迎えている。同国のデザイン事務所「マージャン・ヴァン・オーベル・スタジオ」が提案する第三世代カラー有機薄膜太陽電池は、天窓に設置した青とピンクのラインとパターンに光が射し込むことで発電する。

さらに、ステンドグラスのように色とりどりの光でパビリオン内を満たす。環境に配慮された素材や染料で作られているため、仮にパネル廃棄時に適切に処理されなかったとしても有害物質の漏洩の危険性が低い。また、薄く軽量で持ち運びしやすく、万博閉幕後には分解されて別の場所で再利用される予定。太陽光発電を単なる技術としてだけではなく、デザインの力で人々の心を動かす価値として捉える新しい試みだ。


パビリオン外側から見た天井に設置された太陽電池の様子。

DATA

Marjan van Aubel Studio

©MvA Studio


文:守隨亨延

SOLAR JOURNAL vol.40(2022年冬号)より転載

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