いよいよ電力自由化本番 Looopの新電力戦略
2016/01/29
電力自由化で期待が高まる
「再エネ普及」という希望
同社は電力自由化を経ることで、再生可能エネルギーを安価な電源でかつ新規産業として成長できると考えている。なぜならば、①FIT買取期間終了後による太陽光・風力の発電原価は4〜6円/ kWhとなることが予想され、燃料不要で安価な電源になる②自家消費など需要地点近くでの供給により託送費用を抑えられる③地域電源のメンテナンスなど発電所保守産業の促進となる――からだ。
また小嶋部長は、「電力自由化後に、山間部や農業地など地域のポテンシャルに応じた電源をベースとした電力ネットワークが構築されると当社は予想している。そのときに当社として、それらの電源コーディネートにコンサルティング業務のような形態で貢献していきたいと考えている」と語る。迅速に動けるベンチャー企業の特長を、電力自由化後に最大限生かしていくという。
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株式会社Looop
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取材・文/南野彰
※フリーマガジン『SOLAR JOURNAL』vol.16 より転載