大容量&低価格、テスラの新・家庭用蓄電池!
2016/11/18
電気自動車のテスラから、新タイプの家庭用リチウムイオン蓄電池が登場した。スリムでスタイリッシュなデザインでありながら、容量は従来の約2倍にパワーアップ。しかも、1kWhあたりの価格は、世界最安値クラスを実現している。
最大9台まで連結可能
壁掛け/床置き、両方OK
テスラモーターズの家庭用リチウムイオン蓄電池「パワーウォール2」が好評だ。テスラモーターズ(米)は電気自動車(EV)メーカーとして知られるが、2015年より家庭用蓄電池市場にも本格参入している。その蓄電池には、EVの主要パーツである車載用バッテリーの技術が活かされており、参入当初から大きな注目を集めてきた。
このほど発表されたパワーウォール2は、テスラとして第2世代となる家庭用蓄電池。第1世代のパワーウォールに比べて約2倍となる13.5kWhの大容量を誇り、出力も以前の約2倍(5kW)にレベルアップしている。万一の災害時にも、2LDK程度の家なら丸1日分の電力を十分に供給可能だ。また、これまで外付けだったインバーターが内蔵されたにも関わらず、サイズはH1150mm×W755mm×D155mmと薄型コンパクトに抑えられている。
注目すべきは、最大9台までの連結が可能であること。どんなに電気を使う家でも、連結数次第で余裕の蓄電システムを構築することができる。さらにパワーウォール2は、「壁掛け」「床置き」いずれにも対応可能となっており、レイアウトの自由度はいっそうアップした。筐体には防水防塵構造が採用されているので、設置場所は屋内外を問わない。また、水冷式冷却システムで内部温度を制御しているため、暑い日でも性能低下の心配はなく、気温マイナス20℃からブラス50℃まで正常に機能する。