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持続可能な社会実現へ!コスタリカの環境革命とは?

環境立国を作るための
ポジティブでサステイナブルな考え方

この様に電力供給はほぼ100点満点のコスタリカ。
温暖化効果ガスの排出ではとても環境立国とは言えない「コスタリカ・パラドックス」と言える状況だが、悲観的に現状を観察している人ばかりではない。


状況を、なんとか転換させようと行動しているうちの一人は、次期国連事務総長にも名前が上がった、元気候変動枠組条約(UNFCCC)事務局長のクリスティアーナ・フィゲーレスだ。2016年に批准されたパリ協定は、史上最多の175カ国が署名したもので、気候変動対策への効果が期待される。

彼女はTEDスピーチで気候変動について、

「「無理」という言葉は事実を指すのではなく発言する人の態度を表しているのです。(中略)私は気候変動に対する態度を変え、気候変動について尽力することに決めたのです。(中略)人類の運命を変えていくために一致団結して助け合うことは可能なのです」

と述べ、楽観的な態度で徐々に変化が生まれ、不可能と思われたことがパリ協定で実現できた事例を挙げている。

コスタリカには、このように未来を見据え、次の時代をよりサステイナブルなものにしようと行動するビジョナリーで、強いリーダーシップを発揮できる彼女のような人が存在するのだ。

若手では、環境団体ニベラの事務局長モニカ・アラヤも交通のクリーン化のために電気自動の普及に努めるなどしているし、クリスティアーナ・フェゲーレスの兄弟で、元コスタリカ大統領のホセ・マリア・フェゲーレスは、1994年の政権発足後に「持続可能な開発・発展」を政治目標に掲げ、コスタリカのサステイナブルな発展への方向を決定付けた人物といえるだろう。

例えば、フィゲーレス政権は、世界に先駆けて環境税として15%の化石燃料税を導入し、植林や環境保護にこの税金を使う新しい森林保護法を成立させている。

コスタリカが1949年以後、軍隊を保持していないことは周知されている。
実は軍の解体を行い「軍人の数ほど教師を」をスローガンに抱え、コスタリカの武装解除を行なった人こそ、元大統領のホセ・フィゲーレス・フェレールで、彼はクリスティアーナ・フィゲーレスとホセ・マリア・フェゲーレスの父なのである。

この兄弟に限らず、モニカ・アラヤなどの若い世代や、ひょっとすると誰か分からないが同時に多くの人々が動き、ホセ・フィゲーレスが行なった様なインパクトがあるレベルの変革を起こすのかもしれない。

それは、世界で初めてのカーボンニュートラル国家という偉業である。近い将来、そのニュースを目にすることを期待したい。


 

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