政策・マーケット

電力会社選択時代 再エネ重視の6タイプを比較!

電力小売全面自由化の波の中で電力会社を変更した人たちは、果たして満足しているのか。消費者に望まれる電力とはなんだろうか。高まる再生可能エネルギーへの関心と、再エネ重視の新電力をタイプ別に解説する。

満足度は約9割!
再エネ志向も根強い

電力小売全面自由化によって、消費者は電力会社を選ぶ権利を手にすることとなった。自由化が始まって9ヶ月、2016年12月末までに、既に250万世帯もの人がその権利を行使している。では、電力会社を変更した人たちは十分な満足を得ることができているのか。

経済産業省が行った満足度調査によると、変更者の約9割( 88.6%)が「自分がほしいレベル以上」と答えており、満足度は極めて高いことが分かる。満足理由としては、「月々の料金が安いこと( 56・0%)」が突出しており、「料金の割引メニューが充実していること(16.3%)」や「ポイントサービスが充実していること(116.1%)」など、価格に関わる項目が上位に連なっている。

価格が最大のポイントになることは、自由化前の各種アンケート調査からも予想されていたことだが、実際に切り替えてみて、期待通りの満足を得ている人が多いということだろう。同時に、この調査結果からは、再生可能エネルギーへの関心が小さくないことも窺い知ることができる。

「再生可能エネルギーで作られた電気を選べること(5.1%)」はもちろん、「原子力以外で作られた電気を購入できること(7.6%)」や「情報開示がきちんと行われていること(6.0%)」、「地球環境問題、CO2削減に取り組んでいること(5.7%)」、「電源構成が開示されている(3.8%)」なども、同じ価値観に基づく回答だといっていい。

価格を超えた価値を求めて
電源構成をチェック!

消費者が、再生可能エネルギーでつくった電気を望み、それを供給する電力会社からのみ電気を買うようになれば、電気事業者としても再生可能エネルギーを増やさざるを得ない。政府は、2030年の電源構成(エネルギーミックス)として再生可能エネルギー22〜24%を掲げているが、消費者の電力選択によって、この数値を高めていくことも可能となる。

電気選びにおいて、価格やサービス内容はもちろん重要だが、その会社が販売する電気の「電源構成」にも注目していきたいものだ。再エネを何%使っているのか、石炭火力は何%か、原子力は含まれているのか。

せっかく電力会社を選べるようになったのだから、自らの価値観に基づいて、望ましいと思える電源構成の会社から電力供給を受けたい(現在、日本においては、電力会社に対して電源構成の開示を義務化してはいない。しかし、再生可能エネルギーを重視している電力会社は、そのほとんどが自主的に電源構成を開示している)。

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