注目キーワード

政策・マーケット

電力会社選択時代 再エネ重視の6タイプを比較!

再エネ重視の新電力6タイプ
それぞれの価値観で、それぞれの再エネを!

再生可能エネルギー重視の電力会社といって、その背景や事業スキームは多種多様だ。
ここでは、代表的な6つのタイプを紹介する。

1  再エネベンチャー系
再エネ発電事業や販売・施工等からスタートしたベンチャー企業による新電力。これまでに自社が手掛けた太陽光発電設備や、個別契約を結んだ再エネ発電所などから電力の多くを調達する。Looopやアンフィニなど、独自のサービスで大手に挑む。

2  地域新電力系
地域に根差した事業を手掛けてきた企業が、電力供給も行うというケース。その地域の再エネ発電所から電力を調達することにこだわり、電気の販売先としても同地域を優先する。目指しているのは、エネルギーの地産地消だ。

3  大手新電力系
大手の新電力会社の中にも、クリーンな電気をウリにする事業者は存在する。例えば、電気と通信のセット割で知られるソフトバンクグループでは、独自の「FITでんきプラン」も用意。同グループのSBエナジーが発電した電力を中心に、再エネ比率の高い電力を供給する。

4  生協系
全国には約500の生活協同組合(生協)があり、それぞれに環境意識の高い膨大な数の組合員(消費者)を抱えている。東日本大震災以降、多くの生協が脱原発を掲げ、自家発電への取組みを進めてきた。電力小売もその延長線上にある。

5  自治体系
自治体が出資して電力小売会社を立ち上げ、地元の公共施設・企業・住民を対象に電気を販売する。県が主体の株式会社やまがた新電力(山形県山形市)、市が主体の会社・みやまスマートエネルギー株式会社(福岡県みやま市)、町主体による株式会社中之条パワー(群馬県中之条町)など、全国に18社が存在する。

6 新事業モデル
自宅に太陽光を設置することなどを条件に、電力供給を行う会社もある。日本エコシステムは、ユーザーの屋根に無料で太陽光パネルを載せ、つくった電気をそのまま屋根下に供給する。NTTスマイルエナジーでは、同社の発電監視システムを設置する太陽光オーナーを対象に、昼間・太陽光100%の電力を供給する。

 


取材・文/廣町公則

※『SOLAR JOURNAL』vol.20より転載

< 12

関連記事

太陽光関連メーカー一覧

アクセスランキング

  1. 「ノンファーム型接続」とは? 再エネ拡大のカギ握る送電ルール見直し
  2. 自分の電気で自宅で過ごそう! 我が家で自家消費をするための準備は?
  3. 自家消費の次なる手段「自己託送」のメリット・デメリット
  4. 急拡大する地熱発電、「日本のポテンシャルは世界3位」海外研究機関が太鼓判...
  5. 9月13日(月)Zoom開催決定! 太陽光のアセスメントを考える「PVビジネスセミナー」...
  6. 日本唯一の卸電力取引所「JEPX」とは? 取引価格はどう決まる?
  7. なぜ日本で洋上風力が広まらないのか? 参入における2つの障壁とは
  8. 未稼働案件のFIT認定失効制度、運転開始期限を見直し。太陽光以外にも適用...
  9. 第6次エネルギー基本計画の素案まとまる! 2030年エネルギーミックス暫定版も提示...
  10. 既存のクルマを電気自動車に!? 改造EVが町にあふれる日(前編)

フリーマガジン

「SOLAR JOURNAL」

vol.38 | ¥0
2021/7/30発行

お詫びと訂正

ソーラー電話帳 SOLAR JOURNAL メディアパートナーズ 太陽光業界最新ニュース