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環境活動家の顔を持つ俳優ホアキン・フェニックス「食生活の変更は今日からできる!」

抜群の演技力とともにそのエキセントリックな言動で注目を浴びてきたホアキン・フェニックス。そんな彼の最近の話題は、オスカーの受賞スピーチにあったように環境活動家としての顔だ。

やんちゃを卒業し
環境活動家へ

映画スターとして人気絶頂の時にオーバードースで急逝したハンサムな兄リヴァーの影で、ルックスではかなり劣るという烙印を押されながらもその卓越した演技力でハリウッドでのキャリアを着実に築いてきたホアキン・フェニックス。ただ、自分に正直すぎるのか、「難しい人」として敬遠され、「アカデミー賞なんてクソ」発言をして不安定な状態が続き、「変人」のレッテルを貼られ続けていた。

そんな彼も近年は落ち着き、俳優としての才能をさらに開花させるだけでなく、言動も尊敬を集めるようになっている。 

早いうちからヴィーガンで、動物愛護の活動をしてきた彼は、主演男優賞を受賞した昨年のアカデミー賞授賞式のスピーチで多くの人の称賛を得た。

「私達は自然の世界から自分たちを切り離し、自分たちが世界の中心であると信じてきた。人工授精させた牛から子牛を取り上げ、母親の牛が悲痛の声を上げているのを知りながら、その子牛のためのミルクをコーヒーに入れて飲み、シリアルにかけて食べている。私達は、考えを変えるというアイデアに恐れを抱く。何かを犠牲にしなければいけないと思ってしまうから。でも人間は、これまで素晴らしい発明や創造をしてきた。知性を持った種族として、環境を変えるシステムを作ることができると思う。お互いを否定し合うのではなく、相互に学び、成長していくよう助け合って、贖い(あながい)に向けて前に進む。それこそが人間の素晴らしい点だと思う。

今日からできること。
それは食生活のチョイス

また、ワシントンDCで行われた環境問題のデモ集会では、「気候変動の3番目の要因が酪農と畜産という話題はあまりあがらない。我々は、気候変動と闘うのに何をしたらいいのか分からないと思う。でも、今からできることがある。それは食生活を変えること。そこで私はみなさんを駆り立てたい。私と一緒にその選択をすることを」とスピーチした。

さあ、あなたも今日からコーヒーには豆乳を、一日一食は植物性食物のみという生活をしてみてはどうだろうか。全くやらないよりは、一人だけでもやれば地球を救う一歩に繋がるだろう。やんちゃを卒業して大人になったホアキンが訴えているように。


取材・文:はせがわいずみ

SOLAR JOURNAL vol.36(2021年冬号)より転載

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