太陽光発電

特別高圧市場は堅調 高電圧PCSで効率アップに貢献

太陽光パネルのコストが下がるにつれて、周辺機器にもコスト低減が求められるようになる。注目のパワコンメーカーABB株式会社の佐藤誠記氏に、今後の展望を聞いた。

発電所全体のコスト低減と
効率アップが必要

日本の太陽光発電市場は縮小傾向にありますが、低圧と高圧の三相PCSは需要が一巡し、落ち着いてきている一方、特別高圧向けは引き続き堅調と見ています。特別高圧案件はプロジェクトのタイムスパンが長く、これから開発が始まる案件が多くあるからです。

当社は、太陽光発電のPCSでは、直流1500V対応2MWの大型セントラルタイプから、分散型に対応した製品まで取り揃えています。太陽光パネルのコストが下がるにつれて、周辺機器にもコスト低減が求められるようになり、従来の500~1000kW製品ではkW単価の追及に限界があります。今後は、直流1000~1500V製品での高効率化と大容量化、加えてコンパクト化を進め、発電所全体のコスト低減と効率アップを実現することが必要だと考えています

また、普及の進む高圧の分散型PCSについてもシェア拡大を目指しており、当社の50kW型、「TRIO」が好評を博しています。

私たちABBは、産業技術のグローバルリーダーを自負しています。ABBはPCS単体にとどまらず、発電所のシステム設計や蓄電ソリューション、系統連系まで含めた総合的な提案が可能です。幅広いソリューションを提供できる強みを活かし、業界の発展に貢献したいと考えています。

プロフィール

ABB株式会社 エレクトリフィケーション・プロダクト事業本部 EPC・エンドユーザー営業部 プロダクトマーケティングダイレクター

佐藤誠記氏


取材・文/廣町公則、大根田康介

SOLAR JOURNAL vol.25(2018年春号)より転載

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