太陽光発電

トラストバンク 卒FIT電力メニューで地域へ寄付 返礼品ありプランも

9月19日、トラストバンクは、卒FITの家庭用太陽光を中心とした発電設備の余剰電力を売電や地域へ寄付できるサービス「ふるさとエネルギーチョイス えねちょ」を開始した。ふるさと納税サイトも運営する同社が、卒FITによる新たな経済循環を目指す。

卒FIT電力を地域へ寄付
返礼品を受け取るプランも

株式会社トラストバンクは、9月19日、固定価格買取制度の期間満了(卒FIT)を迎える家庭用太陽光発電設備を中心とした余剰電力を売電や任意の地域に寄付できる専用サイトを開設した。新サービスの名称は「ふるさとエネルギーチョイス えねちょ」で、同日から申込受付を開始している。

卒FIT電力のオーナーは「ふるさとエネルギーチョイス えねちょ」の専用サイトを通して卒FIT電力を売電したり、地域に寄付したりできる。トラストバンクはこの新サービスを株式会社V-powerと共同で運営する。サイト内では、自治体や地域新電力の窓口、卒FIT電力の売電契約や寄付の仲介、売電および寄付電力量の確認ができるようなマイページなどの提供を行う。

9月19日から申込受付を開始した2つのプランは以下の通り。
(1)好きな地域を選んで卒FIT電力を地域新電力へ寄付し、その地域で消費してもらうプランと、(2)卒FIT電力を地域新電力へ寄付し、地域通貨やポイント、特産品などの返礼品を受け取るプランだ。

地域新電力は、現在8社が登録されており、卒FITオーナーはこの8社の中から好きな電力会社を選んで寄付をすることができる。

今後は余剰電力を売電する地域新電力の登録数を増やすとともに、電力会社を選んで卒FIT電力を信託し、売電収益を得るプランもV-powerと共同で開発するという。本サービスの開始により、2020年4月までに10,000世帯の申込を目指すとのことだ。

余剰電力の寄付に関心高く
返礼品への関心が約7割

トラストバンクが事前に行った固定価格買取制度期間満了に関する卒FITオーナーへの意識調査によると、自家消費を行った上で余剰電力を無償で寄付することへの関心のある卒FITオーナーは、約4割で、余剰電力を寄付し、その地域の特産品や地域で利用できる感謝券などがお礼としてもらえるサービスへの関心は約7割であった。

トラストバンクは、「ふるさとチョイス」を通じて全国約1,500の自治体へふるさと納税業務の支援サービスを実施している、ふるさと納税のリーディンカンパニー。「エネルギーの地産地消」をスローガンとした地域エネルギー事業を拡大する予定だ。

V-powerは、沖縄県を除くエリアにおいて電力小売事業を展開するほか、「地域創生における環境と経済の共存」をテーマに、エネルギーで地域の環境と経済がともに発展できる仕組みづくりを提案している。

※群馬県太田市:株式会社おおた電力
群馬県中之条町:株式会社中之条パワー
千葉県銚子市:銚子電力株式会社
長崎県西海市:株式会社西海クリエイティブカンパニー
長崎県南島原市:株式会社ミナサポ
宮城県東松島市:一般社団法人東松島みらいとし機構
石川県加賀市:加賀市総合サービス株式会社
鳥取県米子市・境港市:ローカルエナジー株式会社

DATA

株式会社トラストバンク
株式会社V-power


文/山下幸恵

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