注目キーワード

太陽光発電

【CEOインタビュー】「MWTテクノロジーを日本の住宅システムへ」サンポートパワーの挑戦

創業から8年。成長を続けるモジュールメーカー・サンポートパワー創業者でありCEOの張鳳鳴氏に、独自の「MWTテクノロジー」の多岐にわたるメリットと、日本市場における展望を訊いた。

MWTテクノロジー独自の
6つの特長

サンポートパワーは、2012年に中国・江蘇省の南京で設立した太陽電池モジュールメーカーです。

私は、パシフィックソーラー(オーストラリア)の元研究者で、ニューサウスウェールズ大学の先進PVセンターにも研究者として所属し、マーティン・グリーン教授のもとで、シリコン結晶および薄膜太陽電池の研究に従事しました。 太陽光発電に関連する研究期間は、20年を超えています。

サンポートパワー本社イメージ

設立当初の2年間、私は研究開発チームを率い、財政的な支援を受けずに、設計・プロセス・原材料に関する様々な課題を克服しました。その成果が、独自のMWTバックコンタクト技術を用いたセルとモジュールです。

X8 Honeycomb Module(ハニカム)

「メタルラップスルー(MWT)バックコンタクト」とは、バスバーによって影になってしまう表面の領域を減らし、正極と負極を同じ背面に配置することで、モジュールの効率を高める革新的なセルテクノロジーです。

「高効率」「高信頼性」「長期保証」「高ROI」「デザイン性」「鉛フリー」という、6つの価値を備えます。はんだ付け材料を使用をしない無鉛化設計によって、モジュールリサイクルの問題解決に貢献しています。

中国に3拠点を擁しグローバル展開
日本マーケットでは住宅向けに注力

設立から8年の間に、無錫、徐州、南京の3都市に主要な製造拠点を設立しました。自社内部でバックシート、セル、モジュールを製造し、MWTバックコンタクトセルとモジュールの年間生産能力は1.6GWに達しています。

現在、日本とヨーロッパ、オーストラリアを核としたグローバルなマーケティングネットワークを形成しています。今後は、東欧、中南米、中近東、東南アジアなど、新興市場への開拓を予定しています。

最新技術を備えたモジュール工場(中国無錫市)

私たちにとって、日本市場は非常に重要です。プロフェッショナルなサービスチームを設けているのは、日本のお客様に高効率な製品と直接のサポートをご提供したいからです。

日本の住宅システムでは、「小型」「軽量」「高出力」の製品を採用し、人件費を含めた設置コストを削減することが求められます。MWTモジュールは、建材一体型太陽電池(BIPV)の要件を高い水準で満たし、多様な設置環境に適合します。

2019年に新しくリリースした「Xシリーズ」は、従来とは異なる六角形にスライスされたセルを採用しました。主流のハーフカッド技術を応用した,住宅システムに求められる能力を満たしていると自負しています。

さらに今年、日本市場に向けた高効率な新製品を数多くリリース予定です。新製品の発表イベントに、ぜひご注目ください。

PROFILE

モジュールメーカー・サンポートパワー
CEO

張鳳鳴氏

関連記事

アクセスランキング

  1. なぜ日本で洋上風力が広まらないのか? 参入における2つの障壁とは
  2. 洋上風力導入が日本で本格発進! 経済波及効果は15兆円との試算も
  3. ついに、FITからFIPへ! 市場価格に上乗せされる「プレミアム」ってどう決まる?...
  4. 2020年以降「農業主体」がソーラーシェアリングの新常識に!
  5. 今さら聞けない! 仮想発電所(VPP)とは?
  6. JPEA、破損した太陽光パネルを適正処分できる企業一覧を公表
  7. 1位はあの国!? 風力発電導入量の国別ランキング!
  8. 養殖マグロで発電!? 小学生のエネルギー戦略が凄い!
  9. 電気事業法50年に一度の大改正へ! 配電事業者の免許制には賛否両論
  10. 「再エネ海域利用法」とは? 新法の狙いと仕組みを解説

フリーマガジン

「SOLAR JOURNAL」

vol.34 / ¥0
2020年7月31日発行

お詫びと訂正

ソーラー電話帳 SOLAR JOURNAL メディアパートナーズ 太陽光業界最新ニュース