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千葉・山倉水上メガソーラーの復旧工事が完了。再発防止策にアンカー倍増など

2019年の台風15号で損壊した千葉・山倉水上メガソーラー発電所がようやく復旧工事を終えた。経産省や千葉県の指導のもと、再発防止策としてアイランドの分割やアンカーの倍増などが行われた。この出来事は、水上太陽光発電所の支持物に関する法制度を改正するきっかけにもなった。

メイン画像:すべての復旧工事が完了した山倉水上メガソーラー発電所。フロートアイランドが6つに分割された。

2年あまりの復旧工事が完了
アイランドの分割などで再発防止

2019年の台風によって破損した千葉・山倉水上メガソーラー発電所が、2年を超える復旧工事を終えた。東京センチュリーと京セラが10月1日に発表した。

発表によると、経済産業省と千葉県企業局の指導のもとで行われた再発防止策は次の通り。まず、水上に設置された太陽光発電システムであるフロートアイランドを単純化・小型化して6つに分割し、力の分散を図った。復旧後は、出力270Wと315Wの太陽光モジュールを組み合わせ、事故前より6,000枚ほど少ない44,898枚となる。

次に、フロートを固定するアンカーを420本から904本へと2倍以上に増やし、風に対する安全性を向上させた。さらに、電気による火災を防ぐために電気ケーブルをプラスとマイナスに分けて保護管に入れた。

事故を受けて電技解釈が改正
支持物の要求性能などが明確に

千葉・山倉水上メガソーラー発電所は、千葉県市原市の山倉ダムに設置された13,700kWの水上太陽光発電所だ。東京センチュリーと京セラが共同出資する京セラTCLソーラー合同会社によって2018年3月から運用されてきた。

ところが、2019年9月の台風15号の強風によって太陽光モジュール全50,904枚の約8割が破損、一部が発火、焼損した。経産省の委員会に報告された内容によると、事故の主な原因は、フロートアイランドの設計風速である秒速41.53メートルを超える強風が吹いたためとされている。

この事故を受けて、経産省は太陽光設備の設置基準を定めた電技解釈を2020年6月に改正。水上太陽光発電設備のアンカーやフロートに求める性能を明確にした。(参考『6月から電技解釈が改正。水上ソーラーに求める要求性能が明記された。』)

DATA

東京センチュリー株式会社 プレスリリース


文:山下幸恵(office SOTO)

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