政策・マーケット

低炭素化実現へ! アップルやマイクロソフトが目指す「真のRE100」とは

世界で活躍するトップ企業が「RE100」への取り組みを強化している。環境価値を購入するだけではなく、再エネ普及および化石燃料の消費削減に貢献する「真のRE100」を目指すための取り組みとは?

前記事:『「RE100」は本当に再エネを推進させるか? 環境価値買取の問題点とは』はコチラ

アップルが使う電力の66%は
自社所有の再エネ施設から調達

「環境価値の購入だけでRE100を達成する方法は、新規の再エネ投資を創出しない」と、国際的な環境保護団体であるグリーンピースは主張している。

数年前アップルはノースカロライナ州にデータセンターを建設していた。電力規制下の同州ではデュークエナジー(DukeEnergy)が電力供給を独占しており、同電力会社の電源構成は主に石炭火力であるため、グリーンピースはアップルにデュークエナジーからの電力購入を抑えるように迫ったのである。

そこでアップルは当時、ノースカロライナ州に所有するデータセンター向けにまず、連系出力20MWの大規模太陽光発電所を同データセンターの隣接地に建設、さらに20MWと18MWのメガソーラー、10MWのバイオガスを使った燃料電池システムの計68MWの新規再エネを導入した。

さらに、デュークエナジーとパートナーシップを組みさらに5基のメガソーラー(計20MW)分の電力を調達し、データセンターの電力需要を100%カバーすることまで踏み切った。

アップルはその他にも、アリゾナ、ネバダ、オレゴン、カリフォルニア州で大規模太陽光発電と風力への新規投資・開発を行っている。同社の2018年「環境的責任レポート」によると、2018年1月時点で、66%のアップルが調達している再エネは同社が新規に投資・建設したプロジェクトからとなっている。

アップルのデータセンター用にネバダ州に新設されたメガソーラー(50MW) 出所:NV Energy

 

12

関連記事

アクセスランキング

  1. 日本企業が「RE100」に続々と加盟、各社のエネルギー計画は?
  2. 地域を潤す再エネ事業「シュタットベルケ」の神髄がここに!
  3. 風車の種類は大きく2種類!? 風力発電入門講座
  4. JPEA、破損した太陽光パネルを適正処分できる企業一覧を公表
  5. 今さら聞けない! 仮想発電所(VPP)とは?
  6. 2019年春スタートの「森林経営管理制度」バイオマスへの影響は?
  7. 太陽光発電は全量買取から”余剰買取”へ! 工場はさらにメリット大
  8. 2030年度には電力小売事業の「PPA」が市場規模400倍に
  9. 太陽光の「シェアリングエコノミー」がバングラディシュで普及中!
  10. 養殖マグロで発電!? 小学生のエネルギー戦略が凄い!
 

フリーマガジン

「SOLAR JOURNAL」

vol.29 / ¥0
2019年4月26日発行

お詫びと訂正

ソーラー電話帳 SOLAR JOURNAL メディアパートナーズ 太陽光業界最新ニュース