省エネ住宅の身近なアドバイザー、スマートマスター

家電や住宅設備、エネルギーマネジメントに至るまで、さまざまな省エネの知識を持つ「スマートマスター」をご存知だろうか。認定試験に合格した人のみに与えられる資格で、これからのエコライフを提案してくれるプロフェッショナルだ。今、消費者の身近な相談役として、スマートマスターの導入に力を入れる家電販売店が増えている。

家電だけじゃない
住まいの省エネを総合的にアドバイス

ヤマダ電機 LABI 新橋(東京都港区)の伊賀和行さんは、同店で最初に「スマートマスター」となった一人。すでに「家電製品アドバイザー」の資格を持っていたこともあり、知識の幅がさらに広がるスマートマスターには興味があったという。

スマートマスターとは、家電製品や住宅設備、省エネに関するさまざまな知識を有し、消費者それぞれの住まいに適したエコライフをサポートしてくれる人のこと。

「住宅の省エネ化は、現在、政府も積極的に推進している事業です。家電は省エネの重要な部分を担うものであり、家電販売に従事する民間企業として、最低限の知識は持っていないといけないと感じました」(伊賀さん)。


ヤマダ電機 LABI 新橋 副店長の伊賀和行さん

これまでは家電製品中心の知識にとどまっていたが、スマートマスターになったことにより、家計全体で見た節約のアドバイスもできるようになった。

「例えば、ガスレンジをIHクッキングヒーターに替えたり、給湯器をエコキュートにしたり、一部を電気に転換するだけでも光熱費を節約できます。トイレを節水型にすれば水道代の節約にもなりますし、月々に浮いた分の水道光熱費程度で、ほとんどコストをかけずにリフォームすることも可能です」(伊賀さん)。

住宅のオール電化は安全な生活にもつながる。火を使わないので火災の危険性がぐんと減り、ガス漏れによる事故の心配もない。高齢化が進む現代の日本では、高齢者も安心の住まいといえるだろう。また、火を使わないので二酸化炭素も発生せず、環境にも優しい。室内の空気が汚れないので換気も最低限で済み、冷暖房の効率も上がる。

スマートマスター増員!
対面相談なら不安や疑問も解消

ヤマダ電機では、現在、リフォームを含めた住宅のオール電化を推進している。それに伴うスマートマスターの育成にも積極的だ。今年9月に行われるスマートマスター資格取得試験には、ヤマダ電機 LABI 新橋だけでも約10名が挑戦する予定。家電もインターネット通販での購入が進む時代。今後も省エネ住宅の推進が予想される中で、さまざまな不安や疑問の手助けとなるスマートマスターの存在は、実店舗を訪れるメリットのひとつとなり得るだろう。

ヤマダ電機 LABI 新橋

東京都港区新橋2-8-5
TEL:03-3580-7151
http://www.yamada-denki.jp/

スマートマスターに関するお問い合わせ

一般財団法人家電製品協会 認定センター
TEL:03-6741-5609
http://www.aeha.or.jp/nintei-center/


取材・文/児玉菜穂子(micro*cubic)

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