編集部からのお知らせ

世界初! カリブ海に”環境を保護するエコ・リゾート”が誕生!?

世界初の、化石燃料に頼らないエコ・リゾートが、メキシコのカンクンで実現するかもしれない。「リゾート」と「環境保護」という一見対局の存在を両立するためのヒントが示されそうだ。

世界初、化石燃料に頼らない
高級エコ・リゾート

メキシコ南東部、カリブ海に面したユカタン半島のリゾート地カンクン。同所はメキシコ政府がリゾート開発を始めて2020年で50年になるが、その記念年にアメリカの建築会社Richard’s Architecture + Designによるエコ・リゾート「グランドカンクン」の構想がある。



グランドカンクンのテーマは、今世界が直面する温暖化と戦い、環境の回復を目指すこと。風力、太陽光、潮力、波力、地熱など、あらゆる自然エネルギーを活用してリゾートの環境負荷を減らす。

省エネ構造、自然風利用、屋上緑化、海水の真水化、雨水の貯水、汚水の浄化などにより、サンゴ礁の破壊や海洋の油汚染、飲料水の欠乏などの対策とする。

海底油田の採掘に使う石油プラットフォームの要領で複合ビルを海上に立て、埋め立てに頼らない形で既存の都市近くにより多くの居住スペースを創出。ホテル、ショッピングモール、会議場、映画館などを入れ込む。

「リゾート」と「環境保護」は対極にあるが、相反する2つを両立するためのヒントをグランドカンクンは示そうとしている。


文/Yukinobu Kato

SOLAR JOURNAL vol.28(2019年冬号)より転載

関連記事

2019/01/07 | 編集部からのお知らせ

CO2削減に向け、実現すべきは「EV100%」

太陽光関連メーカー一覧

アクセスランキング

  1. 【2024年太陽光ビジネス】再エネは「長期安定電源」になる! 事業環境の整備に必須のリパワリング...
  2. 宮城県、森林保全へ再エネ課税 4月1日に全国初の条例施行
  3. 太陽光パネルの増設・更新を促進! 2024年度にルール見直し
  4. 初回の長期脱炭素電源オークション、976.6万kW約定。蓄電池で厳しい競争
  5. 太陽光発電所 銅線ケーブルの盗難被害が相次ぐ 銅の価格上昇が背景に
  6. 太陽光発電、盗難保険金が急増 持続的な保険提供が困難になる可能性も
  7. 最新春号の見ドコロ!「ソーラージャーナル」vol.49 4/30発行
  8. 脱原発完遂のドイツの電源構成、どうなるエネルギー費の再高騰リスク?
  9. 【受付中】5/28(火) ケーブル盗難のリアルを知るための「太陽光のリスク管理」セミナー開催...
  10. 【 参加受付中!】2024年7月25日(木)「第30回PVビジネスセミナー」
太陽光業界最新ニュース

フリーマガジン

「SOLAR JOURNAL」

vol.49 | ¥0
2024/04/30発行

お詫びと訂正

ソーラー電話帳 SOLAR JOURNAL メディアパートナーズ