『Amazonプライム』の年会費4,900円がゼロに⁉ 大阪ガスが今までにない電力サービスを開始
2019/09/20
大阪ガスが8月1日、新たな電力メニュー「スタイルプラン」の受付を開始した。そのうち「スタイルプランP」では、Amazonの会員制プログラム『Amazonプライム』が割安で利用できる。ついにAmazonが電力分野に進出、注目のサービスに迫る。
新しい「スタイルプランP」
年会費4,900円がずっと無料に!
今回大阪ガスと提携したのはアマゾンジャパン合同会社。新たに発表された「スタイルプランP」は、アマゾンジャパン合同会社が提供する『Amazonプライム』の年会費4,900円(税込)を、契約期間中は大阪ガスが負担するという画期的なサービスだ。月の電力使用量が370kWhの4人家族の場合、関西電力の「従量電灯A」と比較すると、年間約6,500円お得になるという。
この「スタイルプランP」は、現在すでにAmazonプライム会員であっても適用できる。申し込み後に発行されるAmazonプライムギフトコードを登録すると、Amazonプライムの契約期間が1年延長され、その後も契約中は半永久的に大阪ガスが年会費を負担する。
また、9月末までにこのプランを申し込むと、さらにお得に利用できるキャンペーンも展開中だ。
ユーザーの関心を高める
魅力的なプランを数多く展開
「スタイルプラン」の種類は、その他にも3つある。ドコモの通話料金などに使えるdポイントが、電気料金に応じて貯まる「スタイルプランD」。住まいのトラブルに備える「住ミカタ・保証パック」のサービスが付帯される「スタイルプランS」。FIT電源による電気を選べる「スタイルプランE」だ。
また、同社は2018年4月から会員制サイト『マイ大阪ガス』上で、Amazonのクラウドベースの音声サービス『Amazon Alexa』との連携サービスを提供している。これは『マイ大阪ガス』と『Amazon Alexa』のアカウントを連携し、スマートスピーカーに話しかけるだけで光熱費が確認できるというものだ。
資源エネルギー庁の電力調査統計によれば、大阪ガスの2018年度の販売電力量は3,531,903MWhで、丸紅新電力に続く全国第8位。今回の、ユーザーへの訴求性の高い電力プランにより、さらに攻勢を強めそうだ。
DATA
文/山下幸恵