第十回自然エネルギー協議会 満場一致の提言とは?
2015/12/02
2015年11月27日、自然エネルギー協議会の第10回総会が東京・千代田区の都道府県会館で開催された。
総会は同協議会会長の飯泉嘉門徳島県知事による挨拶、孫正義事務局長のビデオメッセージからスタートし、「自然エネルギーの導入加速化による地球温暖化対策のさらなる推進〜希望を生み出す〈強い経済〉と〈地方創生〉の具現化へ〜」と題した政策提言案を元に議論が進み、神奈川県からは地域内で水素エネルギーの活用を進めるモデルケースなどが発表された。また高知県や熊本県からも地域性を活かした自然エネルギーの活用モデルや問題提起が行われた。
今回の提言は全部で5つ。満場一致で採択された提言は「意欲的な自然エネルギーの導入目標の設定」「地産地消型の自然エネルギーの推進による地方創生」「固定価格買取制度の効果的制度運営と戦略的な価格設定」「電力システム改革の着実な推進と系統問題の解決」「規制改革の推進」。提言は2015年2月2日に経産省と環境省へ提出された。
取材・文/松浦良樹