積雪・砂埃・雨水だって問題なし!フレームによる段差がないフルスクリーンモジュール
2024/08/27
革新的な製品開発によって注目されるDAHソーラー。フレームによる段差をなくした「フルスクリーンモジュール」は、 積雪や砂埃、雨水の影響を排して発電量をアップできる。最新技術を活用した新製品にも注目だ。
雨水や砂埃が溜まらない
雪の多い地域にも最適
200以上の国と地域へ太陽光発電モジュールやセルを提供しているDAHソーラー。2024年のモジュール生産能力は10GWに上る。DAHソーラーの主力製品である「フルスクリーンモジュール」は、独自の技術によって、フレームによる段差をなくした革新的なものだ。モジュール表面のガラスとフレームとの間に段差がないので、雨水や砂埃などがほとんど溜まらない。そのため、従来のモジュールと比べて発電量を向上できる。日本支社のダイコウソーラージャパン代表取締役の青柳聡氏は、「傾斜が小さくても雨によって汚れが流れ落ちるため、年間平均6〜15%の発電量アップが可能です」と話す。
フルスクリーンモジュールは、積雪の多い地域にも最適だ。
モジュール表面に積もった雪が自然に滑り落ちるため、雪を降ろす作業を大きく省略できる。昨冬、DAHソーラーの本社がある中国で雪が降った際、フルスクリーンモジュールと従来のモジュールを並べて実験したところ、その差は歴然だったという。「実験の映像を動画で公開していますので、ぜひ見ていただきたいと思います」と青柳氏は胸を張る。
業界に先駆けて「DBB(デンスバスバー)」技術を採用した最新モジュールも年内に登場する。
最新技術の「DBB」を採用
さらに高効率な新製品も登場
今年8月には、フルスクリーンモジュールをアップデートした「フルスクリーンDBB PVモジュール」を国内で新発売するとしている。DBBとは「デンスバスバー」の略で、表面のバスバーをなくして発電効率と発電量をさらに向上させた。N型セルの発電量を向上させる最新技術で、DAHソーラーは他社に先駆けていち早く商品化に成功したという。また、街の景観に配慮して、モジュールの色を赤や緑などにカスタマイズできる「フルスクリーンカラード」も、年内の発売を予定している。
Profile
株式会社ダイコウソーラージャパン
代表取締役
青柳聡氏
問い合わせ
株式会社ダイコウソーラージャパン
〒110-0015
東京都台東区東上野5-1-8 上野富士ビル8F
TEL:03-5830-3751
取材・文:山下幸恵(office SOTO)
SOLAR JOURNAL vol.50(2024年夏号)より転載
Sponsored by 株式会社ダイコウソーラージャパン