編集部からのお知らせ

資格取得者1000人超え! いま注目のEMA認定とは?

特定商取引法までEMA認定取得者が勉強するのはなぜ?

期待が高まったとはいえ、ここはまだ新しく、未成熟な市場です。発展途上の市場には様々な人がいて、「売れさえすればいい」という人たちが、少数ながらもいるのが現状です。そして、その少数の人のために、衰退した市場があるのも事実だと思います。

だからこそ、EMA認定取得者は「正しい知識を、正しい方法で伝える」、いわば伝道師のような立場であるべきだと考えています。そのためには、当然コンプライアンスを学ぶことも重要であり、特定商取引法の知識も必要なのです。このエネルギーマネジメントの市場を健全に発展させ、「真の優勝劣敗」の環境を創り出す牽引者となる人のためのEMA認定制度であれば良いと考えています。

EMA認定の今後はどうなる?

数字としては、2018年8月までに2,000名、2020年までに10,000名の認定取得者数を目指します。ただ、認定取得者数の増大は、あくまで目標であり、目的ではありません。認定センターとして、効率だけを考えて認定取得者数を増やすなら、試験のみ実施をし、面倒な講習やフォローアップは必要ないでしょう。私たちの目的は「健全なエネルギーマネジメントを普及させ、その市場を発展させる」ことです。その手段として、EMAの育成を行っているのです。

認定者も同様で、認定取得はあくまで手段です。この認定で得た知識を、日頃の活動にどう活かしていくのかが大事で、正しい知識を正しい方法で伝え、エンドユーザーに信頼を得ることの方がむしろ重要です。

エネルギーマネジメントの業界は、今後複雑化していきます。エンドユーザーに直結する電気やガスのメニューの多様化はもちろん、住居や建物での省エネ促進、国策ではVPPやディマンド・レスポンス(ネガワット取引)などが今後も進んでいきます。プロでも分かりにくいといわれるエネルギーマネジメントの知識を、「エンドユーザーにわかりやすく、かつ正しく伝えていく、そして、それが業界の発展につながっていく」という未来を描いています。EMAの育成に、今後もご期待いただければ幸いです。

 プロフィール

一般社団法人 日本PVプランナー協会 エネルギーマネジメントアドバイザー認定センター センター長
(株式会社舟山コンサルティンググループ 代表取締役社長)

舟山 大器氏

問い合わせ

エネルギーマネジメントアドバイザー認定センター

HP: エネルギーマネジメントアドバイザー認定センター

 

< 12

関連記事

2017/01/10 | 編集部からのお知らせ

ZEHは住宅用太陽光の「追い風」になるか!?

2016/12/15 | 編集部からのお知らせ

ZEH時代到来! 太陽光発電は自家消費が基本!

2017/11/16 | 編集部からのお知らせ

「ZEH」「住宅向けIoT」の最新製品が多数出展!

太陽光関連メーカー一覧

アクセスランキング

  1. 長期安定適格太陽光事業者制度始まる。複数の遠隔監視システムを使う発電所の「バルク管理」の課題をどう解決するか...
  2. 【PVビジネスセミナーレポート】需要家が求めるPPA・蓄電池活用モデル
  3. 【飯田哲也さんコラム】第7次エネルギー基本計画原案から透けてみえる経済産業省の真意とは。...
  4. 積水化学工業がペロブスカイトを量産化! 2030年にはGW級の製造ライン構築を目指す...
  5. 北海道釧路市「ノーモア メガソーラー宣言」 10kW以上の事業用太陽光発電を許可制へ...
  6. 【参加受付中!】2025年9月12日(金)「第35回PVビジネスセミナー」
  7. 【受付中】9/3(水)開催!注目の系統用蓄電池に特化した、投資家・金融向け「グリーン投資戦略セミナー」...
  8. 世界の平均気温が史上最高を記録、目の前に迫る温暖化の危機
  9. 『SOLAR JOURNAL』最新夏号8/1発行!《再エネ 主力電源へ》
  10. 公取委が発電・電力小売を調査、容量市場の競争促進を提言
広告お問い合わせ 太陽光業界最新ニュース

フリーマガジン

「SOLAR JOURNAL」

vol.54 | ¥0
2025/8/1発行

お詫びと訂正

ソーラー電話帳 SOLAR JOURNAL メディアパートナーズ