編集部からのお知らせ

日産リーフの成功のその先へ。目指すは電動駆動車100万台!

世界中が地球温暖化の元凶となるCO2排出量規制の強化に動いている。今後は電動化なしに自動車メーカーは生き延びることができない。勝ち抜くために日産自動車は大胆な目標を掲げ、実現を目指す。

22年度までに
年間100万台を販売

2017年秋に発売した第2世代のリーフが好調な日産自動車は中期計画「日産MOVEto2022」の一環として、電動駆動車と自動運転技術の拡充、およびコネクティビリティの加速に向けた計画を発表した。また、22年度までにEV(100%電気自動車)とハイブリッドシステム「e-POWER」搭載車を合わせて年間100万台を販売することを目指しているとも述べている。

日産のチーフ・プランニング・オフィサーであるフィリップ・クラン氏は「電動化、自動運転、コネクティビリティと新モビリティサービスという3つの中核的要素を網羅する『ニッサン・インテリジェント・モビリティ』をユーザーに提供する取り組みを行う」と語り、6ヶ年計画も口にした。

EVは新たに8車種を開発し、中国にはEVを積極的に投入する。その中には東風汽車集団との合弁会社で開発し、手頃な価格で発売するEVも含まれているようだ。それだけではない。日産の中国合弁である東風日産乗用車公司が展開するヴェヌーシアブランドから、2車種の派生型EVを発売する計画も進行している。

日本には軽自動車クラスのEVを送り込む予定だ。また、東京モーターショーに出品したIMxコンセプトカーを発展させたグローバルなクロスオーバーEVの開発も進んでいる。もちろん、電動駆動車の多くを占めるのは「e-POWER」搭載車だろう。だが、世界中の流れがEVに向いているから比率は大きく増えるはずだ。

最新EVコンセプト ニッサン IMx KURO

IMxを進化させた「IMx KURO」のインテリアは伝統的な日本家屋の空間がモチーフ。

高出力モーター2基を前後に配したツインモーター4WDを採用し、GT-Rよりパワフル。

自動運転や電動化など、コネクテッドカーの技術を通して安全で便利、ワクワクする走りを提供する。


取材・文/片岡英明

 SOLAR JOURNAL vol.25(2018年春号)より転載

関連記事

太陽光関連メーカー一覧

アクセスランキング

  1. 放射冷却素材『SPACECOOL』で問題解決 熱トラブル停止「ゼロ」を達成した方法を初公開...
  2. 第7次エネルギー基本計画を閣議決定 太陽光の比率を 23~29%程度に変更...
  3. HUAWEI 新型蓄電システム、3機種を一挙公開 産業用・住宅用ともに「安全性」を徹底追求...
  4. 2025年度に日本市場300MWhの蓄電池調達 TAOKE ENERGYとCATL社が契約締結
  5. 【参加受付中】3/14(金) 盗難対策ウェビナー ~2025年最新情報と対策ノウハウ~...
  6. グリッドコードとは? 太陽光発電事業者も知っておくべき系統運用の新ルール...
  7. 【参加受付中!】2025年4月22日(火)「第33回PVビジネスセミナー」
  8. AI技術を融合した「モジュール式蓄電システム」 高い安全性とコスト効率が強み...
  9. 専門家に聞いた! 日本に「垂直ソーラー」が必要な理由とは?
  10. N型軽量モジュールで存在感を放つDAS Solar! 最軽量は驚きの4.2Kg/㎡
広告お問い合わせ 太陽光業界最新ニュース

フリーマガジン

「SOLAR JOURNAL」

vol.52 | ¥0
2025/1/31発行

お詫びと訂正

ソーラー電話帳 SOLAR JOURNAL メディアパートナーズ