編集部からのお知らせ

太陽光発電と音楽が融合!? 中津川の「再エネ・フェス」が大盛況!

"太陽光発電による音楽フェス"をテーマにスタートした「中津川 THE SOLAR BUDOKAN」。2012年から続くこの音楽フェスが、2018年9月22日・23日の2日間に渡って大々的に開催された。その様子をレポート!

太陽のエネルギーを
みんなのパワーに!!

THE SOLAR BUDOKANは、場所を岐阜県中津川の広大な野外ステージに移して、今回で6回目を数える、日本随一にして、いわば「元祖」とも言える再エネ・フェスである。

広大な会場内の5箇所に設置された太陽光発電パネルは579枚。総容量147.44kW。発電量は1日あたり約450kWh、併用される蓄電池(enenova12.6kWh×43台、RA3.7kWh×10台)の総容量は578.8kWh。

6つ設けられたステージの楽器電源は全て太陽光発電によるエネルギーによって賄われ、さらにそのうち4つのステージで音響も、2つのステージでは照明電源までもが賄われている。不足分についても、バイオディーゼルやグリーン電力証書を活用し、そのグリーンエナジーへのこだわりは徹底している。

昨年に続き3万人規模の来場者を集めたことを見ても、数ある夏フェスの中で確固たるポジションを確保していることは明白だが、内容も年々充実を重ね、今後は開催地を増やしていくとの情報もリリースされ、さらなる盛り上がりに期待が膨らむ。

家族づれの来場者も多く、その度合いは様々だとしても、少なからずエネルギー問題に関心を持つ人々が集まることで醸し出されるピースフルな雰囲気は、間違いなく近い将来の日本のフェスの、ひとつの理想像に違いない。

フェスの中心である音楽には、電力(エネルギー)は欠かせない。だからこそ、双方のカルチャーが見事に融合した当フェスの意味は深い。


取材・文/畑山護之(partisan)

SOLAR JOURNAL vol.27(2018年秋号)より転載

関連記事

太陽光関連メーカー一覧

アクセスランキング

  1. 10kW未満の住宅用・事業用太陽光発電の屋根設置 10月から買い取り価格を大幅に引き上げ...
  2. 【参加受付中!】2025年4月22日(火)「第33回PVビジネスセミナー」
  3. 青森県再エネ共生税・共生条例が県議会で可決、ゾーニングと課税を組み合わせた都道府県条例は全国初 ...
  4. 中国産の黒鉛電極に「反ダンピング課税」暫定適用、調査期間を3ヶ月延長...
  5. HUAWEI 新型蓄電システム、3機種を一挙公開 産業用・住宅用ともに「安全性」を徹底追求...
  6. 【2025年度の新制度①】早期連系追加対策・初期投資支援・省エネ基準適合義務化を徹底解説...
  7. 【インタビュー】AIKO SOLAR 躍進の秘密に迫る! 日本人CTOが挑んだこととは?...
  8. 第7次エネルギー基本計画を閣議決定 太陽光の比率を 23~29%程度に変更...
  9. AI技術を融合した「モジュール式蓄電システム」 高い安全性とコスト効率が強み...
  10. 環境省地球温暖化対策事業室に聞く! 脱炭素化の課題とその乗り越え方
広告お問い合わせ 太陽光業界最新ニュース

フリーマガジン

「SOLAR JOURNAL」

vol.52 | ¥0
2025/1/31発行

お詫びと訂正

ソーラー電話帳 SOLAR JOURNAL メディアパートナーズ