編集部からのお知らせ

CO2削減に向け、実現すべきは「EV100%」

EVとともに
再エネの普及を

さて、筆者はというと、大学教授時代に、論文を書いたり講演しただけでは人は動かないということを痛感した。そこで、任期満了を待って自ら太陽光発電事業に乗り出し、現在までに低圧(50kW未満)を中心に複数運営している。さらには、ガソリン車を改造したEV(フォルクスワーゲン「ビートルEV」)に乗っている。

筆者所有の「ビートルEV」。軽井沢にて筆者撮影。

今後の目標はこれら二つを連動させることだ。すなわち、太陽光発電でEVを充電し、EVに搭載された大容量電池を家庭用や事業用の電池としてつかうこと。その際カギになるのが、電池の性能アップと低コスト化。この点については、改めて報告するつもりだ。

地球温暖化と戦うには個人の努力だけでは十分でない。資金力、社会的影響力のある企業がEVの普及や再エネ活用を率先して行うことの意義は大きい。

プロフィール

環境経営コンサルタント(合同会社 Xパワー代表)

村沢義久

東京大学工学修士。スタンフォード大学MBA。経営コンサルティング会社日本代表、ゴールドマンサックス証券バイスプレジデント(M&A担当)などを歴任の後、2005年から2010年まで東京大学特任教授。2010年から2013年3月まで同大学総長室アドバイザー。2013年4月から2016年3月まで立命館大学大学院客員教授。現在の活動の中心は太陽光発電と電気自動車の推進。Twitterは@murasawa。

< 12

関連記事

太陽光関連メーカー一覧

アクセスランキング

  1. 【アグリゲーションビジネスの最新動向】収益最大化に向けた新たな動き
  2. 【終了】2025年9月12日(金)「第35回PVビジネスセミナー」
  3. エネ基2040ビジョン、具体化へ② 各省庁による太陽光拡大施策が明らかに!...
  4. 北海道釧路市「ノーモア メガソーラー宣言」 10kW以上の事業用太陽光発電を許可制へ...
  5. 積水化学工業がペロブスカイトを量産化! 2030年にはGW級の製造ライン構築を目指す...
  6. 【参加受付中!】2025年12月12日(金)「第36回PVビジネスセミナー」
  7. 系統用蓄電池の導入拡大が進む システム価格は前年比 約2割減
  8. パワーエックス、“垂直統合型”のビジネスモデルで蓄電システムの販売拡大を目指す...
  9. 【EMS専門家が監修】系統用蓄電池のビジネスモデル、他社に差をつけるためのEMSの基礎知識...
  10. 需給調整市場で注目!一次調整力の要件をクリアする蓄電池EMS戦略とは?
広告お問い合わせ 太陽光業界最新ニュース

フリーマガジン

「SOLAR JOURNAL」

vol.54 | ¥0
2025/8/1発行

お詫びと訂正

ソーラー電話帳 SOLAR JOURNAL メディアパートナーズ