地熱・水力 etc

真の環境立国へ挑戦を続けるコスタリカ

日本と同じく山河に恵まれている国コスタリカは自然エネルギーだけで、90%以上の電力を発電している。この偉業は自然保護への強い熱意と、サステイナブルな社会を築いていくために明確なビジョンがあったからこそ成し遂げられたものだ。コスタリカの目指す真の環境立国とは何か?その取り組みと考え方にせまる。

2021年までに国家としての
カーボンニュートラル達成なるか?

日本と同じく山河に恵まれている国コスタリカは水力、地熱、風力などの自然エネルギーだけで、電力の90%以上を発電している。

 

人口が500万人に満たない小国だから出来ることで、日本のような大国には出来ないと考える方もいるかもしれないが、取材を重ねて見えて来たのは、この偉業は自然保護への強い熱意と、サステイナブルな社会を築いていくために明確なビジョンがあったからと深く理解をするようになった。
コスタリカの電力供給を一手に引き受けるコスタリカ電力公社(ICE) 渉外部長マタ・モンテロさんの言葉はそんな解釈をする一助となった。

「長期的な展望を持ち、その実現のために計画ができるのがコスタリカらしさなんです」

水力発電の調査を開始した1950年代当時から、ICEでは自然を保護することを哲学として、自然エネルギーへの転換を目指して取り組んで来たという。
誰か特定の人物が強烈なリーダーシップを取ったのではなく、様々な人たちが、自然とこの方向を向いていたと語った。
今日の課題はオスカル・アリアス元大統領が掲げた2021年までに国家としてのカーボンニュートラルを実現という夢をどう実現するかだろう。
実のところ達成は難しい見通しで、現ソーリス政権はこの達成を2085年までに達成すると、目標を後退させたと報道があったばかりだ(※)。

電力が自然エネルギー100%に転換されても、国家全体で消費されるエネルギーの6、7割は交通機関で消費されており、これらは温暖化効果ガスを排出する化石燃料で、真の環境立国への道のりはまだ遠い。

Tico Times

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