政策・マーケット

次の太陽光ビジネストレンドが見えてきた!


ジンコソーラージャパン株式会社 事業開発部 副部長
広沢幸雄氏「最新の太陽電池」

累計出荷量21GW、世界トップクラスのシェアを誇る太陽電池モジュールメーカー・ジンコソーラー。各国のPV業界を知り尽くした同社ならではの視点で、新時代に求められるモジュールをテーマに最新トレンドを紹介した。まず、5本バスバー、マルチバスバー、単結晶PERC、両面発電、ハーフセルなど、高出力技術の重要性を強調。あわせて、FIT期間終了後も稼働させたいというニーズに応え、両面ガラス技術など耐久性の高い製品開発に努めていることを明かした。また、新たな市場要求として次の4項目に列挙。①水に強い、②塩害に強い、③風に強い、④低照度でも発電……それぞれの項目において、同社製品が優れた特性をもつことを示した。


PROINSO JAPAN(プロインゾ)代表取締役
伊集院誠氏「東南アジア進出の秘訣」

販売実績57ヶ国、世界27ヶ所に事業所を構える、欧州大手の太陽光システム専門商社・プロインゾ。同日本法人代表として、日本企業の海外進出を数多くサポートしてきた伊集院氏が、東南アジア諸国でのPVビジネスについて解き明かした。いま東南アジア諸国は、FITがスタートした5年前の日本のような状況にあるという。そこにある大きなビジネスチャンスを、どうすれば掴み取ることができるのか──台湾・タイ・フィリピン・インド・スリランカ・インドネシア・カンボジア・ベトナム・マレーシア、各国の太陽光発電事情を分析しつつポイントを整理した。IPP、O&M、EPC、ぞれぞれの事業において、日本企業の東南アジア進出には大きな可能性があるという。


SMAジャパン株式会社 セールスダイレクタ
豊原秀彦氏「パワーコンディショナ」

世界シェアNo.1(売上金額ベース)のパワーコンディショナメーカー・SMAが、新製品・新サービスを紹介。過積載率200%に対応する5.4kW(単相)タイプから、日本の低圧市場向けに開発された24.5kW(三相)タイプ、キロワット単価の最小化を実現した1100kW(三相)タイプまで、分散型・集中型ともに充実したラインナップが揃う。8月からは、故障時の機器交換作業を最長20年間サポートする新サービス「安心安全パッケージ」がスタートし、メンテナンスの優位性もアップした。ゴルフ場跡地や造成困難な場所など、それぞれの設置環境に応じたソリューションも示され、参加者の注目を集めていた。


株式会社トッパーサン・ジャパン 代表取締役 Chairman
サマー・ルオ氏「追尾式架台」

追尾式架台で世界一を狙う、台湾のグローバル企業・トッパーサンの日本法人代表が登壇。世界の架台トレンドが、追尾式にあることを力説した。同社架台の追尾システムは2軸式であり、太陽の動きを効率よく追うことができる。「強い耐風性」「日陰防止」「洪水防止」などの基本性能に加え、360度回転して積雪を防ぐ「除雪モード」や砂の堆積を防止する「除埃モード」を備えており、その性能は各国で実証されている。さらに同社では、この架台に両面発電モジュールを組み合わせて、発電量の最大化を図ることを提案。日本の太陽光発電市場にはなかった、新しいPVシステムの可能性を指し示した。

123

関連記事

アクセスランキング

  1. なぜ日本で洋上風力が広まらないのか? 参入における2つの障壁とは
  2. 欧州一の売上を誇るSonnen社の蓄電池システムとは?
  3. 地域を潤す再エネ事業「シュタットベルケ」の神髄がここに!
  4. 今さら聞けない! 仮想発電所(VPP)とは?
  5. ついに、FITからFIPへ! 市場価格に上乗せされる「プレミアム」ってどう決まる?
  6. 風車の種類は大きく2種類!? 風力発電入門講座
  7. 1位はあの国!? 風力発電導入量の国別ランキング!
  8. 経産省、「発電側基本料金」の導入へ! 全発電種にkW一律の課金・調整措置の行方は?
  9. 「雑草」がエネルギー源に!? 名城大が発電を実演
  10. 「再エネ海域利用法」とは? 新法の狙いと仕組みを解説

フリーマガジン

「SOLAR JOURNAL」

vol.31 / ¥0
2019年10月31日発行

お詫びと訂正

ソーラー電話帳 SOLAR JOURNAL メディアパートナーズ 太陽光業界最新ニュース