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高効率・高出力を支える「PERC技術」って何?

単結晶モジュールのグローバルリーダー、ロンジ・ソーラーが日本市場での販売を強化する。同社は、日本の太陽光をどう捉えているのか? 日本支社で代表取締役社長を務める秦超氏に聞いた。(Part2)

>>Part1:単結晶モジュール世界No.1企業が語る、太陽光の未来

PERC技術
とは?

PERC(Passivated Emitter and Rear Cell)とは、セル裏面側にパッシベーション層(不活性化層)を形成することで、キャリア(電子と正孔)の再結合で生じる発電ロスを抑制する技術。

単結晶シリコン太陽電池モジュールは、キャリアが再結合して消滅するまでのライフタイムが長いため(変換効率が高くなる主要因)、PERCによる変換効率の向上が多結晶シリコン太陽電池に比べ顕著になる。

高効率・高出力を徹底追及
研究開発費は売上げの5%

弊社の強みは、最先端の単結晶モジュールを優れた価格競争力で提供できるところにあります。製品の特徴は、「優れた効率・出力」と「優れた信頼性」、そして「優れた生涯実発電量」です。

例えば、弊社60セルモジュールは、生産量の85%が300W以上の高出力タイプです。また、量産技術をベースとしたモジュール変換効率の最高記録は、出力330Wクラスとなる20.41%を記録しています。

高効率・高出力を支える代表的な技術にPERC技術がありますが、これも弊社がいち早く取り組み、業界をリードしてきたものの1つです。ERC技術を採用した単結晶モジュールは、同サイズの多結晶モジュールより、1割以上大きな出力を得ることができるのです。

またPERC技術は、結晶構造の違いから、多結晶モジュールよりも単結晶モジュールと組み合わせた方が、発電効率の向上がより大きくなることも実証されています。

LONGi Solar 単結晶PERCモジュール

LONGi Solar 60セル単結晶PERCモジュールは、生産量の85%が300W以上(2017年6月)。量産技術をベースにした最高記録は、330Wクラスとなるモジュール変換効率20.41%を実現(2018年1月)。

ワンストップの研究開発により
優れた技術力を保持

弊社の優れた技術力は、原料となるポリシリコンの選択から、単結晶インゴットの引き上げ、ウエハのスライシング、さらには、セルやモジュールまで、すべての工程を自社で一貫して行い、幅広いノウハウを蓄積してきたことが背景にあります。

また、研究開発には、売上げの5%に相当する多額の資金を投入しており、技術革新を推進しています。我々の本当の競争相手は、多結晶モジュールではありません。火力発電などの化石燃料系のエネルギーが真のライバルです。地球環境のため、持続可能な社会を実現していくためにも、太陽光発電をエネルギーの主力にしていかなければならないと考えています。

そのためには、化石燃料系のエネルギーを使うよりも、安い電源となるように太陽光発電をしていくことが不可欠であり、FITがなくても、やっていける産業にならなくてはいけないでしょう。

だからこそ弊社では、製品のコスト低減に注力するととともに、変換効率を高めてモジュール1枚あたりの発電量を増やすことによって、発電コストを低減させるように努めています。

太陽光の未来に向けて、ロンジ・ソーラーは単結晶モジュールで挑み続けます。

DATA

LONGi Solar Technology株式会社
東京都千代田区大手町2-6-1朝日生命大手町ビル24階
TEL:03-3516-6300


取材・文/廣町公則

SOLAR JOURNAL vol.24より転載

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