編集部からのお知らせ

経済産業大臣賞を受賞した「バイナリー発電」って?

火山国である日本。地熱資源量でみると世界第三位の熱資源国であることをご存知だろうか。地熱発電は安定した出力が期待できる再生可能エネルギー。その中でも近年脚光を浴びているバイナリー発電方式とは?

従来の地熱発電では活用できなかった
低温の蒸気・熱水での発電

わが国が積極的に導入促進を図るべき政策的支援対象と位置づけられている新エネルギー。現在、新エネルギーのひとつとして扱われる地熱発電は「バイナリー方式」のものに限られている。

「バイナリー」という名称は、熱源となる流体と低沸点媒体の2つの流体を利用することに由来する。

バイナリー方式は、地熱流体の温度が低く十分な蒸気が得られない時などに、地熱流体で沸点の低い媒体を加熱し、媒体蒸気でタービンを回して発電するもの。従来の地熱発電では活用できなかった低温の蒸気・熱水での発電が可能となるのだ。

平成29年度の新エネ大賞では「経済産業大臣賞」を、滝上バイナリー発電所が受賞。使用されていない熱水を再利用して熱効率を15%改善させたことが、未活用熱水の有効活用や発電容量向上の取組みとして地熱発電の拡大に貢献したと評価された。

今後の広がりに期待がかかる。

問い合わせ

出光興産株式会社 広報CSR室広報課
TEL:03-3213-3115
URL 出光興産株式会社

関連記事

太陽光関連メーカー一覧

アクセスランキング

  1. 【2024年太陽光ビジネス】再エネは「長期安定電源」になる! 事業環境の整備に必須のリパワリング...
  2. 太陽光発電、盗難保険金が急増 持続的な保険提供が困難になる可能性も
  3. 宮城県、森林保全へ再エネ課税 4月1日に全国初の条例施行
  4. 太陽光パネルの増設・更新を促進! 2024年度にルール見直し
  5. 太陽光発電所 銅線ケーブルの盗難被害が相次ぐ 銅の価格上昇が背景に
  6. 最新春号の見ドコロ!「ソーラージャーナル」vol.49 4/30発行
  7. 初回の長期脱炭素電源オークション、976.6万kW約定。蓄電池で厳しい競争
  8. 脱原発完遂のドイツの電源構成、どうなるエネルギー費の再高騰リスク?
  9. 【受付中】5/28(火) ケーブル盗難のリアルを知るための「太陽光のリスク管理」セミナー開催...
  10. 【 参加受付中!】2024年7月25日(木)「第30回PVビジネスセミナー」
太陽光業界最新ニュース

フリーマガジン

「SOLAR JOURNAL」

vol.49 | ¥0
2024/04/30発行

お詫びと訂正

ソーラー電話帳 SOLAR JOURNAL メディアパートナーズ