「HEMS × 蓄電池 × V2H」という住宅の新発想
2017/08/04
既築住宅を最先端のスマートハウスに、我が家のクルマを非常時の電源に――。株式会社メデアが提案する「まっち」は、「HEMS×蓄電池×V2H」の新発想で、今あるものを活かしながら未来のスタイルを実現する新システムだ。
いまあるクルマで、先進の
Vehicle to Homeを実現
エネルギーのあり方を住まいから考える、新しい動きが始まっている。太陽光でつくった電気と蓄電池を組み合わせて、HEMS(Home Energy Management System)で上手に制御しながら、賢く電気を使いこなす……そんなスマートハウスも珍しくはなくなった。
いま注目を集めているV2H(Vehicle to Home)は、クルマとスマートハウスを連携させ、クルマのバッテリー(蓄電池)を宅内電気システムの一部として使おうというもの。いわば次世代型のスマートハウスだ。
V2Hが現実味を帯びてきた背景には、電気自動車の存在がある。電気自動車は大容量のバッテリーを搭載しており、いわば動く蓄電池とも言い得るもの。この大容量バッテリーを家の蓄電池としても活かそうというのは、当然の発想だろう。
しかし、電気自動車は未だ高価格で、充電スタンドなどインフラ整備も不十分なことなどから、期待通りには普及していない。こうした状況にあって、話題となっているのが、ハイブリッド車(プラグインハイブリッドを含む)のバッテリーを使ってV2Hを実現させようという取り組みだ。それが、メデアの提案する新システム「まっち」である。
バイブリッド車は、もはや一般的なクルマであり、すでに所有している人も多い。「まっち」なら、V2Hのためにわざわざ電気自動車を買わなくても、いまあるハイブリッド車を活かして、V2Hが実現できるというわけだ。