中東最大の太陽光展示会開催!日本も最新技術を披露
2017/11/16
日本の最新技術も披露
石油埋蔵量が現在世界第2位のアラブ首長国連邦は、資源が枯渇する将来を見越して、石油に代わる新たなエネルギーが主流となる国へシフトしていくことを目標にしている。
政府が発表した「Dubai Clean Energy Strategy 2050」によると、2050年までには都市全体の75%の電力を再生可能エネルギーで賄うことを目指している。ドバイ最大の太陽光発電所「Mohammed bin Rashid Al Maktoum Solar Park」は、2013年から発電を開始し2030年までに5000MWの発電を計画している。
・第1フェーズ:13MWで2013年に連携し、発電開始
・第2フェーズ:200MWで2017年4月に連携し、発電開始
・第3フェーズ:800MWで2020年4月に連携し、発電開始予定
また世界で最もスマートで幸福度の高い都市を目指し、DEWAは「Shams Dubai」というプラットフォームにも注力する。住宅や商業施設などへの積極的な太陽光発電システムの導入を促すために、DEWAが登録された太陽光発電コンサルタントや請負業者の紹介も行い、余剰電力分をDEWAの請求分と相殺することも可能になる。
同展示会に日本からは、現地企業Japan Trade Centre(JTC DWC-LLC)が企画・運営をし、ジャパン・パビリオンとして3社が初出展した。
「ギガソーラー社」はローカルアラブ人の家や中東地域の工事現場に合わせた、屋根や壁にソーラーパネルを設置し人々の憩いの場となるようなオアシスを提案。
「プロインゾジャパン社」は一軸追尾式「PROINSO TURNSOLE Powered by OMRON」を提案し、来場者から注目を集めた。
「サンアースソーラージャパン社」は50年以上続くソーラーパネル製造の老舗企業で、中国本社からも総経理がドバイ入りし、長年にわたる実績をアピールした。
来場者はUAEだけでなく周辺中東諸国やインド、アフリカ大陸など世界各国から参加しており、太陽光プロジェクトの提案があるなど、ジャパン・パビリオンは注目を集め、地元の最大手英字新聞社にも掲載された。
取材・文/Japan Trade Centre(JTC DWC-LLC.)