編集部からのお知らせ

小型風力発電のFIT価格が大幅値下げ!? 対応方法は?

現在、55円/kWhというFIT価格が適用されている「20kW未満」の小型風力発電だが、2018年度より一般風力と同価格の20円/kWhに引き下げるという方針が固まりつつある。これに伴い資源エネルギー庁では、経過措置と申請方法について公表した。

「20kW未満」の小型風力発電
FIT価格が大幅値下げ!?

2018年2月7日に開かれた第36回調達価格算定委員会で、2018年度より「20kW未満」の小型風力発電は、FIT価格を「20kW以上」の一般風力発電と同価格として取り扱うという方針が固まった。

価格区分についてはパブリックコメント(告示案をもとに、国民の意見を求める制度)を経て決定となるが、仮に今回の価格統合が確定した場合、2017年度には55円/kWhに設定されていた20kW未満の風力発電のFIT価格が、20円/kWhまで大幅に引き下げられることとなる。

経過措置として、
2017年度の認定申請期限を延長

このため同委員会では、現在開発中の20kW未満の風力発電事業に対して、2018年4月1日以降に認定される場合であっても、2017年度のFIT価格を適用するという経過措置の意見が示された。

こうした内容を受け、2018年2月8日に資源エネルギー庁は、2017年度の認定取得ののための申請期限を、2018年2月28日までに引き伸ばすことを発表している。

なお、申請に際しては以下3点をすべて満たしていることが必須条件となる。

【申請条件】
1.申請時に土地の使用権原を証する書類を含め全ての必要書類(接続の同意を証する書類の写しを除く)が添付されていること
2.平成30年2月28日までに電力会社に接続契約の申込みを行い、不備なく受付されていること
3.平成30年7月31日までに電力会社との接続の同意を証する書類を提出すること

※他者の土地で事業を行う場合は、「権利者の証明書」では不可とし、売買契約書、地上権設定契約書、又は賃貸借契約書等、当該場所を利用する権利を確保していることが確認できる書類を提出すること

提出先は、各地方経済産業局の認定担当部署となる。手続きに関する詳細は下記を参照してほしい。

資源エネルギー庁:20kW未満風力発電の新規・変更認定の経過措置について(PDF)

問い合わせ

資源エネルギー庁
TEL:0570-057-333 [PHS/IP 電話からは、042-524-4261]
(受付時間:平日 9:00 から 18:00)

※個別の申請に関する事項は、各経済産業局へ

太陽光関連メーカー一覧

アクセスランキング

  1. ハンファジャパン、「N型バックコンタクト」で新境地を拓く! 日本の屋根に寄り添った「全方位進化」とは?...
  2. 2023年、さらに加速する欧州の太陽光ブーム
  3. 『SOLAR JOURNAL』最新夏号8/1発行!《再エネ 主力電源へ》
  4. 【受付中】9/3(水)開催!注目の系統用蓄電池に特化した、投資家・金融向け「グリーン投資戦略セミナー」...
  5. 積水化学工業がペロブスカイトを量産化! 2030年にはGW級の製造ライン構築を目指す...
  6. 世界の平均気温が史上最高を記録、目の前に迫る温暖化の危機
  7. 北海道釧路市「ノーモア メガソーラー宣言」 10kW以上の事業用太陽光発電を許可制へ...
  8. 「ANDPAD受発注」の導入で業務を効率化!施工品質のさらなる向上を目指す
  9. HUAWEI 新型蓄電システム、3機種を一挙公開 産業用・住宅用ともに「安全性」を徹底追求...
  10. 【参加受付中!】2025年9月12日(金)「第35回PVビジネスセミナー」
広告お問い合わせ 太陽光業界最新ニュース

フリーマガジン

「SOLAR JOURNAL」

vol.54 | ¥0
2025/8/1発行

お詫びと訂正

ソーラー電話帳 SOLAR JOURNAL メディアパートナーズ