編集部からのお知らせ

JPEA「初期費用の低減は、官民一体で」再エネ主力電源へ

健全性に優れた
長期安定稼働を目指す

コスト競争力の向上には、発電所の長期安定稼働を実現していくことも肝要です。全稼働期間における平均発電コスト(円/kWh)は、総コストを総発電量で割った数値で表されます。稼働期間が伸びれば、その分だけ総発電量は増大します。一方で燃料費はゼロですから、平均発電コストはどんどん下がります。FIT買取期間を超えて、稼働年数を伸ばしていくことが、コスト競争力を高めることにも直結しているのです。

私どもでは、長期安定稼働のためには適切な設計施工・維持管理が必要と考え、発電設備に関わる各種マニュアルを策定し、周知・普及に取り組んできました。さらに現在、発電事業全体のさらなる健全化を促すべく、「発電事業評価ガイド」の取りまとめを行っているところです(6月発表予定)。

太陽光発電が真の主力電源として認められるよう、JPEAはこれからも、その健全な発展に努めてまいります。

 

プロフィール

一般社団法人太陽光発電協会(JPEA)事務局長

増川武昭氏

1985年昭和シェル石油株式会社に入社。原油の調達や電力ビジネスなどを担当。2013年にソーラーフロンティア株式会社に出向し、太陽光発電産業のビジョン策定等に携わる。2017年6月から現職。


取材・文/廣町公則

SOLAR JOURNAL vol.25(2018年春号)より転載

< 12

関連記事

太陽光関連メーカー一覧

アクセスランキング

  1. 仙台市、新築建築物への太陽光設置義務化の制度案を公表 東北では初導入...
  2. 【資源エネルギー庁】再エネ特措法に基づく現地調査を今月から実施
  3. 積水化学工業がペロブスカイトを量産化! 2030年にはGW級の製造ライン構築を目指す...
  4. 【環境省】脱炭素先行地域に7提案を追加選定、全国40道府県88提案に
  5. 【参加受付中!】2025年6月10日(火)「第34回PVビジネスセミナー」
  6. 太陽光発電協会、新春交流会を開催。「2040年22~29%、2050年400GW」に向けて...
  7. 家庭用蓄電池の定額利用サービス 2040年にかけての市場が大幅に拡大
  8. 【EMS専門家が監修】系統用蓄電池のビジネスモデル、他社に差をつけるためのEMSの基礎知識...
  9. 【PVビジネスセミナーレポート】第7次エネルギー基本計画の論点は?
  10. 第7次エネルギー基本計画を閣議決定 太陽光の比率を 23~29%程度に変更...
広告お問い合わせ 太陽光業界最新ニュース

フリーマガジン

「SOLAR JOURNAL」

vol.53 | ¥0
2025/4/10発行

お詫びと訂正

ソーラー電話帳 SOLAR JOURNAL メディアパートナーズ