シュレッター、 新株主とパートナー契約を締結
2018/06/28
太陽光発電の架台メーカーとして世界トップシェアを誇るシュレッターグループが、新株主および出資者とのパートナー契約に合意したと公表。新たな資金調達により、今後どのように業界を切り拓いていくのか? CEOを務めるTom Graf氏のコメントも掲載。
ドイツの投資会社と契約
資金は開発や市場開拓へ投入
太陽光発電取り付けシステム大手メーカーのSchletter(シュレッター)グループは、2018年6月15日、新株主および出資者とのパートナー契約を結んだことを公表した。
Schletterグループの主要新株主となったのは、Golden Square Capitalというドイツの投資会社だ。今回の契約合意により、新たに数千万ユーロの資金が、製品開発や、アジア・北アメリカにおける市場開拓に投入されることとなる。
新パートナーと共に
さらなる成長を
シュレッターグループCEOのTom Graf氏は、「当社のグループ企業は世界各地の太陽光発電市場において今後著しい成長を遂げ、今回の財務再編によって、シュレッターグループは強力なパートナーを得て、過去の財務上の負担から解放されます。その他の市場での成長が著しい場合でも、ヨーロッパの当社顧客の近くで生産を行うことができる本社工場の製造拠点としての重要性は変わりません。しかし、その維持と継続には、さらなる効率的で柔軟な体制の導入が必要条件となります」と話す。
また、「シュレッターグループ製品の品質および耐久性はこれからも高いクオリティを維持していくことに変わりはありません。また、当社のブランドの核となるこれらの特徴は、その多くが30年以上太陽光発電システムを運用する当社のお客様にとって非常に重要です」と述べた。
シュレッターグループはこのほど、太陽の位置を追尾する特許取得のオートロック機能を備えた、野外設置型トラッカーシステムを開発。この新システムは、主に北アメリカの市場向けにドイツ本社が開発したもので、2018年6月20日から22日に行われた「Intersolar Europe」で発表された。